水野慶子(作品選定ディレクター) ”誕生の予感”を抱くサル!

「ceremony for birthday-monkey」植松琢麿

制作年:2008 素材:ラムダプリント エディション:ed.3/15 フレームサイズ:594×420mm

植松琢麿は、動物の剥製や天然石など、ことなる素材を自在に合わせたオブジェや、平面、写真、インスタレーションによって、連綿とつづく生命の姿を新しい視点から捉え、思考するARTISTです。植松が捉える”生命”は、過去や個人に返ることはなく、あらゆる生物をポジティブに捉え未来へ向かう軽やかな姿勢を保ちます。今回は、植松琢麿の新しい平面作品である「ceremony」seriesより「ceremony for birthday-monky」を出展いたします。動物と植物が重なりあって、未知のものが産まれる直前のようなこの作品は、観る者に、未来へ向かう希望とエールを送ります。作家が日常の視点から思考し、生み出した「生命の祝福」のすがたを、ぜひ、日々の生活の近くに置いて、ご覧きたいと思います。

作品選定ディレクター

水野慶子

武蔵野美術大学 芸術文化学科卒業。大学では主に展覧会運営、作家マネージメントを学ぶ。
ユミコチバアソシエイツにて若手の所属作家である田中麻記子、植松琢麿、関山晃治を担当し、作家のスケジュール管理、展覧会運営、作品・資料管理等を行なう。

http://www.ycassociates.co.jp/

アーティスト

植松琢麿

~Life is a crystal~

人が個を中心に広がっていく人との出会いを、核を中心に広がっていく結晶の様相に重ねてみる、
乱舞する蛍が残した光線の跡を眺め、ネット社会のつながりの形を思い浮かべる、
分裂を重ねる細胞を、枝分かれする蕾をつけた花束として捉えてみる、生命の連鎖を形として表し、たどろうと試みる、そこから生命が異種に生まれ変わるということを考えてみる。
日常のなかで日々出会っていく、モノとして確認できない感覚や意識、記憶、気持ちが、消えていくという不安と交換に、イメージになって生まれていく。
そして、僕は、生まれてきたものを介し人と出会う。輝く結晶に憧れて。
植松琢麿

【略歴】

1977年生まれ
2000年 関西大学卒業

【主な展覧会歴】

個展:
2008年 「珊瑚の森」hpgrp GALLERY東京
「crystal」東京日本橋高島屋6階美術画廊X
2006年 「Life is a crystal」 (Kunstler-verein,Malkasten, ,Dusseldorf・ドイツ)
「生命の部屋―αMプロジェクト」(ASK・東京)
2003年 「creatures create creatures」 (GALLERY.wks 大阪)
2001年 「帰る場所はあるのです」 (信濃橋画廊・大阪)
グループ展・その他の活動:
2008年 「Bains Numeriques #3」(Centre des Arts Enghien les Bains/フランス)
「ART OSAKA 2008」 (堂島ホテル、大阪)
「101TOKYO Contemporary Art Fair 2008」(Discover New Artistsgallery@TAGBOAT)(旧練成中学校,東京)
2007年 「日本現代芸術際」(ヘイリ芸術文化村・韓国) 
「ニコン フォトコンテスト インターナショナル 2006-2007入賞作品展」(ニコンサロン・新宿/大阪)
「現代美術芸術家列伝」展(大阪造形センター・大阪)
「I meet ・・・」展(大阪海岸通りギャラリーCASO・大阪)
2006年 「Quadriennale 06 ? Dusseldorf」 (GALERIE KIKIMAIER-HAHN,Dusseldorf・ドイツ) 
「gold rush」(kuemsan gallery・ヘイリ芸術文化村・韓国)
2005年 「The 1st Pocheon Asian Art Festival」(Pocheon Banwol Art Hall,Pocheon city・韓国)
「Iimawashi」 ( merz gallery・Scotland・イギリス) 
「The Goyang International Sculpture Symposium 2005」(Goyang city・韓国)
「大阪アートカレイドスコープ OSAKA05」 (大阪府立現代美術センター・大阪)
2004年 「ARTCOURT FRONTIER 2004」 (アートコートギャラリー・大阪)
2003年 「Party」 (CAPハウス・神戸)
2001年 「フルクサス裁判-破壊的ピアノ・パフォーマンスとコンピュータによる」に出演 (国立国際美術館・大阪)