藤井秀全はLEDを使用した作品「Stain」で第9回SICFグランプリを受賞しました。
「Stain」では、赤、緑、青、黄、白の5色のLEDが放つ光が、乳白色のアクリル盤の厚みを通すことでぼんやりとにじみ、混ざり合い、文字どおり「光の染み」となります。
藤井はこの作品で、光が画面上に広がり染みのように像をなす様子、また光が鑑賞者や空間へと染み込んでいくイメージを表現しました。
展覧会ではこのほかに、偏光板で囲った六面体にセロハンテープのオブジェが入った立体作品「Color」や、写真作品「melt」を展示しました。
いずれの作品も、ものを直接みせるのではなく光の透過や偏光、干渉などのオプティカルな現象を通じて「光に形を与える」という一貫した試みであり、私たちの目にうつる「光」とは、「光景」とは何かを問いかけました。
第9回SICFグランプリ展 藤井秀全「Stain "Outward"」展
主催:株式会社ワコールアートセンター
企画制作:スパイラル
Photo:Katsuhiro Ichikawa
