青木美歌は、粘菌やバクテリア、ウィルスをモチーフにした繊細なガラスのインスタレーションを発表し、SICF11グランプリを受賞しました。
自由に伸び、ゆるやかにうねって螺旋を描き、まるで息づいているかのような有機的な表情をもつガラスの生命体は、静かに私たちに語りかけ、人と人との間に存在する感情の流れや記憶の蓄積、生命のゆらぎなど「私たちの目には映らなくても確かにそこにあるもの」の存在に気付かせてくれます。
10月に開催された『animagraphy』展では、青山の街そのものを題材に大掛かりなガラスのインスタレーションを展開しました。人が環境の影響を受けてその人格を形成していくように、行き交う人々やその想いを吸収して形作られます。青山通りに面したガラス張りの
展示スペースであるショウケースの特徴を最大限に利用し、青山という街の生命活動を表現しました。
【青木美歌(あおきみか)】
武蔵野美術大学工芸工業デザイン科ガラス専攻卒業。卒業制作優秀賞受賞。
第11 回岡本太郎現代美術展入選。
2010年5月 SICF11 でグランプリを受賞。
今年9月にはBIWAKO ビエンナーレに出品予定。
青木美歌オフィシャルウェブサイト:http://www.sing-g.net
主催:株式会社ワコールアートセンター
企画制作:スパイラル
Photo:Katsuhiro Ichikawa

SICF11 グランプリアーティスト展
青木美歌『animagraphy』(2010)
- 期間 :
- 2010.10.28〜31
- 会場 :
- ショウケース/1F
「目に見えなくても確かにそこに存在するもの」を垣間見せる繊細なガラスの異世界