「ULTRA003」ではギャラリーで日々実際に作家と対話し、作品の選定を行うディレクターにスポットをあて、彼らの新鮮な視点で選ばれた、まさに「いま」を切り取った現代アート作品が、多数集まりました。
25名のディレクターが参加した第1回目から、昨年はその倍の数の51名が参加し、今回はさらに増え60 名の若手ギャラリストが集結しました。会期を10 月28日(水)~30日(土)の3日間のオクトーバー・サイドと、11 月1日(月)~3日(水・祝)のノヴェンバー・サイドの3日間の、2回に分けて多数の個性豊かなブースを展開。
今年は初めて、海外からのディレクターも参加。また、来場者から集計した「べスト・ウォール賞」も発表しました。
【開催概要】
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
時間:11:00~20:00
入場料:入場無料
主催:ウルトラ実行委員会(現場商會+株式会社ワコールアートセンター)
企画制作:スパイラル、現場商會
【出展者】
| オクトーバー・サイド(30名) | ||
| 01. | 竹松千華 | ギャラリーIDF(名古屋) |
| 02. | 河西香奈 | スーパーストア(東京) |
| 03. | 石上良太郎 | ワイオーディーギャラリー(大阪) |
| 04. | 幕内政治 | エックスチャンバーミュージアム(東京) |
| 05. | 癸生川栄 | エイトエイコ(東京) |
| 06. | 鹿又慧祐 | タロウナス(東京) |
| 07. | 伊藤悠 | アイランド(千葉) |
| 08. | 深澤大地 | ギャラリーアートコンポジション(東京) |
| 09. | 李悦芝 | 也趣藝廊(台北) |
| 10. | 熱海ゆかり | ギャラリー・テラ・トーキョー(東京) |
| 11. | 水野真弓 | アートフロントギャラリー(東京) |
| 12. | 池上朋 | ユミコ チバ アソシエイツ(東京) |
| 13. | 高原貴子 | ギャラリー紅屋(東京) |
| 14. | 雪峰麻衣 | アンシール・コンテンポラリー(東京) |
| 15. | みつまゆかり | ユカリアート・コンテンポラリー(東京) |
| 16. | 宮下和秀 | 帝塚山ギャラリー(大阪) |
| 17. | VIKI KUO | ヴィキ-ナターシャプロジェクト(台北) |
| 18. | 松本佳代 | ギャラリー ジン プロジェクツ(東京) |
| 19. | 鈴木一成 | トキオ・アウト・オブ・プレイス(東京) |
| 20. | 戸塚憲太郎 | エイチピージーアールピーギャラリー東京(東京) |
| 21. | 作本潤哉 | サクモット(東京) |
| 22. | 中山真由美 | レントゲンヴェルケ(東京) |
| 23. | 原田裕介 | 相模屋美術店(東京) |
| 24. | RODION TROFIMCHENKO | エントモロディア(東京) |
| 25. | たなかちえこ | 新宿眼科画廊(東京) |
| 26. | 石井信 | 四季彩舍(東京) |
| 27. | 松島英理香 | カシ(東京) |
| 28. | 井浦歳和 | ロイドワークスギャラリー(東京) |
| 29. | 石水美冬 | スノーコンテンポラリー(シンガポール・東京) |
| 30. | 八木宏基 | アルマスギャラリー(東京) |
| ※オクトーバー・サイド 09.小和田愛(アイコワダギャラリー)、24.オルガ・ヴォルガ(ヴォルガギャラリー)は、都合により出展キャンセルとなりました。ご了承下さい。 | ||
| ノヴェンバー・サイド(30名) | ||
| 01. | 大島義之 | オオシマファインアート(東京) |
| 02. | 石坂徹朗 | キリク(東京) |
| 03. | 牧高啓 | マキファインアーツ(東京) |
| 04. | 根本佳奈 | 新生堂(東京) |
| 05. | 島田恒平 | ギャラリー椿(東京) |
| 06. | 立松武 | スタンディングパインキューブ(名古屋) |
| 07. | 結城加代子 | アイランド (千葉) |
| 08. | 芦川朋子 | ウェイティングルーム(東京) |
| 09. | 南なつ | ミキコサトウギャラリー(ハンブルク) |
| 10. | 平野明日佳 | タクロウソメヤコンテンポラリーアート(東京) |
| 11. | 島田浩太朗 | アートフロントギャラリー(東京) |
| 12. | 水野慶子 | ユミコ チバ アソシエイツ(東京) |
| 13. | 武方英恵 | ギャラリータグボート(東京) |
| 14. | 澤田かおり | ファーブル8710(大阪) |
| 15. | 関根成年 | ガレリア・デ・ムエルテ(東京) |
| 16. | 大谷和香子 | ギャラリーショウコンテンポラリーアート(東京) |
| 17. | 佐川永里子 | モリユウギャラリー(京都・東京) |
| 18. | 杉田竜平 | ギャラリーモモ(東京) |
| 19. | 岩瀬幸子 | 日動コンテンポラリーアート(東京) |
| 20. | 鶴野ゆか | ユカコンテンポラリー(東京) |
| 21. | 杉山剛 | ヨコイファインアート(東京) |
| 22. | 横井誠二 | ギャラリー・ショアウッド |
| 23. | 三浦愛正 | アイショウミウラアーツ(東京) |
| 24. | 澤田梨絵 | フランティックギャラリー(東京) |
| 25. | 高野明子 | マリア書房(京都) |
| 26. | 天野智恵子 | アインソフディスパッチ(名古屋) |
| 27. | サトウ藤子 | カシ(東京) |
| 28. | 小暮ともこ | ロウワーアキハバラ(東京) |
| 29. | 石橋圭吾 | ニュートロン(京都・東京) |
| 30. | 沼尾久見子 | ギャラリー空(東京) |
【お知らせ】
※10月31日(日)は、展示入替作業のためお休みとさせていただきます。
【ULTRAを始めるにあたって】
今や美術品販売の場として定番化し、活況を呈するアートフェア。最も歴史のあるアート・ケルン、頂点であるアート・バーゼルから、アジアにては、急激に成長を遂げたART HK、昨年始まったばかりながら活況を呈しているヤングアート台北に至るまで、今やその数は全世界で400 を超えるといわれ、世界中のギャラリストがビジネスチャンスをつかもうとその出展にしのぎを削っています。国内においてもアートフェア東京は言うまでもなく、アート大阪、アートフェア京都、東京コンテンポラリーアートフェア(本年より「+PLUS」に改称)に、本年初頭に実施され話題をまいたG-TOKYO、写真に特化したフォト東京等、枚挙に暇がありません。
御周知の通り、アートフェアの出展単位は基本的にギャラリーです。法人単位、と言っても良いでしょう。殆どが自らの取り扱い作家をグループ展で並べ、販売する、という形式です。一方で大型のフェアの一角で若いアーティストが個展形式での展示販売をある種イベント的に展開する、という方法も数多く取られています。そうした中、この企画である「ウルトラ」はこれまでの方法から一線を画すアートフェアです。「ウルトラ」は法人を出展単位としません。また、アーティストの個展もその旨としません。
Q.ではその単位は?
A.ディレクター。
「ウルトラ」はディレクター個人をその出展単位とする事で、美術が本来持っているであろう、 「個」の力を作品から、また展示から、またマーケットから引き出すという目論見のもと企画されます。ディレクター=オーナー=ギャラリーなのだから これまでのフェアと同じではないか?という意見もありましょうが、責任の所在を個人に移行する事で生まれる、心理的な効果は、いつものアートフェアとはまた違った空気を生み出すでしょう。更に、一つのギャラリーから複数のディレクターが出展する、という事も「ウルトラ」は歓迎します。
さらに、出展ディレクターの年齢制限を設けます(出品作家には設定しません)。美術業界の活性化という観点からも若い世代がその表現の場を持つ事は大変に重要な事です。一方で、オープンから何年以内、という事では、画廊がくるくると入れ替わる、目新しいだけのフェアという、逆説的に保守的なフェアになるだけで、未来に残せるものにはなりません。同じ画廊から、若いディレクターが先輩の助言のもと新しい世界観を生み出す、またそのディレクターが独立し、ウルトラ、またより上のグレードのフェアに参加する、そんな状況こそが、より良いマーケット構築につながるものと考えます。こうした事から年齢制限の力を利用し、常に若々しく、常に瑞々しいフェアの継続を図るものです。
今回は、2 会場制から2 会期制としました。会場はスパイラル1 階、スパイラルガーデンとなるため、入場は全面的に無料です。前期である「オクトーバー・サイド」にてはオープニングパーティを開催し、後期「ノヴェンバー・サイド」最終日にクロージングパーティを行います。ここでは会期中にお客様から集計した「ベスト・ウォール賞」を発表します。受賞者2011 年に予定される「ウルトラ004」での無審査・最低コミッションの免除の権利を副賞として授与されます。
ウルトラはその語源であるラテン語の、「~の彼方に、~を越えて」のように、新しいアートフェア形式の提言と形成、それによって新しい形での美術マーケットの体力増強を、その旨としています。
左上写真:
「ULTRA002」会場風景(2009) 会場:スパイラルガーデン Photo: Katsuhiro Ichikawa
