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Spiral Market presents

【Interview】STUDIO smoo

期間:開催中
店舗:Spiral Market, 「+S」Spiral Market各店

スパイラルマーケットの今年の冬のテーマは「VOICE of FOREST」。
冬の寒さや厳しい季節に、北欧の森の奥にひっそり佇むアトリエをイメージしたディスプレイが店内を演出しています。
ディスプレイや冬季限定のラッピングペーパーのデザインなどでコラボレーションしたフィンランドのクリエイティブスタジオ「STUDIO smoo(スタジオスモー)」を主催するMarianne Huotari(マリアンネ・フオタリ)にクリエイションについてお話をうかがいました。



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STUDIO smooのクリエイション


──「STUDIO smoo」の活動について教えてください。

「STUDIO smoo」はフィンランドを拠点としたクリエイティブスタジオです。活動の範囲は多岐にわたっていて、デザイナーの私(Marianne Huotari)は、洗練されたデザインながら、生活に根ざしたホームアイテムで人気があります。ほかにも、シルバーのジュエリーコレクションや、陶芸品も食器に限らず幅広く手がけています。また「STUDIO smoo」は企業にデザインのサービスも提供しています。私は自由な発想でマテリアルやフォルムを組み合わせ、STUDIO smooのイデオロギーの「Smoo things matter」を、具現化しています。


──インスピレーションの源はどのようなものですか?

インスピレーションは予期せぬタイミングでやってきます。デザインを始める時、私はテーマについて事前にリサーチをしますが、アイデアそのものは夜に眠る直前や、散歩をしている時に思いつきます。古い家の色、地面に落ちた花びら、キラキラ光る小さな池の水面などが、新しい形やパターンへと導いてくれます。
また、伝統的なフィンランドの文化もインスピレーションの源でもあります。私自身は旅をすることがとても好きです。それは、普段と違う環境やしきたりに身を委ねることで、自分のルーツについて、より深く知ることができるからです。旅を通して様々な世界に触れ、家に帰るころには、新しいアイデアで頭はいっぱいです。
一方で、クリエイティブな仕事は多くの時間を要し、インスピレーションが湧き出てくるまで辛抱しなければいけない時もあります。そんな時は、展覧会に足を運んだり、雑誌に目をとおしたりして、自分の考えを呼び覚ましたり休めたりしながら、目に触れたものすべてを通して新しい何かを創造するよう、努めています。


──ものづくりのなかで、好きな工程、好きな作業はありますか?

クライアントが存在する仕事でも自分自身のデザインでも、新しいプロジェクトに携わる時が一番ワクワクしますね。制限がなるべく無い環境で、テーマに対して新しい視点を付与できるようなプロジェクトにも魅力を感じます。最初は方向性を見出すのに苦労しても、重要なポイントをまずは探し出します。そのあとは考え出したストーリーに任せて、デザインを進めていきます。



──作品制作の際に大切にしていることはありますか?

クリエイティブな仕事に一番重要なことは、常にオープンでいること、制約を取り去って考えてみることだと思います。私はデザインをする時、自分の経験や記憶をベースにストーリーを考えることから始めます。自分に正直になって、直感やビジョンを信じる。そして今まで使ってきたメソッド(技法)を改めて問い直し、慣れ親しんだ領域から踏み出すことで、新しい何かを創造できると思っています。




フィンランドの冬の暮らし



──暮らしのなかで大切にしていることはありますか?

「STUDIO smoo」の仕事が私の日常生活の大きなウエイトを占めます。長時間仕事をすることも苦では無いし、それは私のライフスタイルの一環でもあります。興味を引くプロジェクトや素晴らしい顧客に恵まれ、とても嬉しく思っています。スタジオを出ると、スポーツをしたり友人とカフェでお茶をしたり、自宅でゆっくりすることが好きです。去年の夏に新しい家に引っ越したので、ちょっとずつデコレーションを施すのも楽しみのひとつです。ヘルシンキの市街地に住んでいますが、自然を感じながら落ち着きたい時は、近くの公園や海に赴きます。そしてフィンランド北部の森の中にある、おばあちゃんのコテージへもよく遊びに行きます。



──フィンランドならではの冬の過ごし方はありますか?

フィンランドの南部は最近降雪が少ないですが、雪は暗い季節に歓喜と光をもたらします。
冬のフィンランドでは、ソファーの角に座ってロウソクの灯りのもとでお茶を楽しむ、といった粋な風習もあります。フィンランドでは他に、クロスカントリースキーがとても盛んですが、私はあまりやっていないですね。どちらかというとスケートの方が好きで、とてもいい思い出もあります。小さい頃は、毎年父の日に家族でスケートに行っていました。そして私のパートナーと出会ったときは、凍った池でのスケートを楽しみながらデートをしていました。

これから


──STUDIO smooとしてこれから挑戦をしたいことはありますか?

現在、私はフィンランドの国内外でプロジェクトを進めています。2018年の初頭に、テキスタイルのデザインが多く含まれたプロジェクトのローンチを予定しています。今後はもっと海外のマーケットでのコラボレーションを模索していきたいと考えています。今後も陶芸品を作り続けますが、新しいプロジェクトではアートと洋服の組み合わせにも、挑戦しています。





Profile
STUDIO smoo

主にプロダクトデザインやプロデュースを行い、近年では、代表のMarianne Huotari がアーティストとして陶器作品を発表し、更なる活躍が期待されています。
smooとは、スウェーデン語でsmall=小さいの意。小さいスタジオ、デザイナーのマリアンネ自身も小柄なこと、全ては小さいアイディアから始まるなど、たくさんの小さいをブランド名に込めています。