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SICF24 MARKET部門 グランプリアーティスト展  ARADOMO「series」

2024.5.2 - 7

昨年5月に開催したアートフェスティバル「SICF24(第24回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)」のMARKET部門において出展クリエイター70組の中からグランプリに選ばれたアーティスト、ARADOMOによる個展を開催します。

ARADOMOは、人が残した痕跡や記憶の積み重ねをテーマに、起毛生地や綿を素材に、ぬいぐるみの縫製技術を用いて、立体作品を制作しています。 グランプリ受賞作《bobo》は、飛騨の言葉で「猿の赤ん坊」を意味する郷土人形「さるぼぼ」に着想を得たソフトスカルプチャーの作品です。顔がなく表情のわからない動物がハイハイをしているような姿は、まだ何者でもないまっさらな存在としての赤子を想起させます。そこには、共に暮らすことで、使い手のさまざまな感情に寄り添いながら、家族の一員として成長していってほしいという作家の思いが込められています。 審査では、顔の表情がわからないことが、かえって使い手とのコミュニケーションに余白や多様性をもたらしているというユニークな点が評価され、グランプリ受賞に至りました。

今回は、「series」と題し、受賞作《bobo》を展示するほか、タイトルの通り、ARADOMOの代表的なシリーズ作品の展示販売を行います。あわせて、これまでに制作した約150体の作品を収録した作品集も初お目見えとなります。

 

■ 出展作品(一部)
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ARADOMO
1994年神奈川県生まれ。2018年武蔵野美術大学工業工芸デザイン学科テキスタイル専攻卒業。
人が残した痕跡や記憶の積み重ねをテーマに、起毛生地や綿を素材に、ぬいぐるみの縫製技術を用いて、立体作品を制作。東京を拠点にアートギャラリーでの勤務の傍ら、各地で発表をしている。
主な受賞歴に、「SICF24 MARKET部門」グランプリ。主な展示に、solo exhibition PLAYER(2024/西武池袋本店アートカプセル+/東京)、ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023(マリンメッセ福岡/福岡など。
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■ 開催概要

SICF24 MARKET部門 グランプリアーティスト展
ARADOMO「series」
会期:2024.5.2(thu)- 7(tue) 11:00-20:00
会場:Entrance(Spiral 1F)
入場無料

【同時開催】SICF24 MARKET部門 受賞者展

グランプリアーティスト展と同時開催でSICF24 MARKET部門の受賞者5名が作品を展示販売します。

参加アーティスト:もりたるな(準グランプリ)、天野 菜美子(小林恭+マナ賞)、高橋 星一(鈴木啓太賞)、Maia Harima(鈴木マサル賞)、hyu(ベストセールス賞)
会期:2024.5.2(thu)- 7(tue) 11:00-20:00 
会場:Entrance(Spiral 1F)
入場無料

 

もりたるな | Runa Morita 準グランプリ
2021年に多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻を卒業。柳工業デザイン研究会に勤めた後、同大学のプロダクトデザイン研究室で副手をしながら制作活動を続ける。
触って楽しむ、磁力で動くモビール《くるくる》や玩具などの制作を行う。
主な受賞歴に「SICF24 MARKET部門」準グランプリ(2023)。主な活動にTamaDesignHighSchool関連企画ワークショップ(2023)、「かちのかたちたち展」(2022)、「ゴミ展」(2022)など。
本展では、《くるくる》のほか、動き方や視覚的な印象が異なる他のシリーズ作品を展示販売する。
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天野 菜美子 | Namiko Amano 小林恭+マナ賞
2003年大阪文化服装学院ファッションクリエイター学科卒業後、アパレルメーカーにデザイナーとして入社。2012年、maison de BLANC ET NOIRの屋号で独立開業。2022年、自身の名前で作品の発表を開始。
日常で何気なく見かける光や影、日々の景色、旅先で見る風景や体験を、ビーズ
とクレイパーツで表現し、装身具を製作している。
主な受賞歴に、「SICF24 MARKET部門」小林恭+マナ賞(2023)。全国のクラフトフェア、百貨店、企画展、個展などで作品を発表している。
本展では、白のアンティーク、ヴィンテージビーズを使用したビーズ刺繍パーツと、手捻りし成形した様々な素材のクレイのパーツを組み合わせた装身具を展示販売する。
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高橋 星一 | Seiichi Takahashi 鈴木啓太賞
2017年多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻卒業。モノの素材や構造に着目した実験的なプロダクトデザインを行っている。
主な受賞歴に、「紙わざ大賞30」特別賞(2021)、「陶磁器の島 AMAKUSA陶磁器コンテスト」日比野克彦賞(2018)など。
本展では、SICF受賞作《紙ペン》のほか、作者が納得のいくまで試作を繰り返し、出来上がった成果物の数々を展示販売する。
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X(旧Twitter)
Maia Harima 鈴木マサル賞
1995年アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。2020年ブエノスアイレス大学ファッションデザイン専攻卒業。2023年文化ファッション大学院大学ファッションビジネス研究科ファッションクリエイション専攻テクノロジーコース卒業。
中古の絞り着物の生地に、100%リサイクル可能な綿わたを詰めてチューブ状にしたものを、編み上げたり結んだりして立体的な雑貨を作る《knit-knot》で、2023年のSICF24 MARKET部門で鈴木マサル賞を受賞。本展では、同シリーズのバック、サコッシュのほか、チェアクッションなどのインテリアアイテムも展示販売する。
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WEB
hyu ベストセールス賞
[making delicate shoes]をコンセプトに職人の視点から生み出される細部までシンプルでミニマルなデザインの靴を製作しているシューズブランド。
2011年にエスペランサ靴学院卒業。2019年に合同会社クランクに入社し、翌年ソロプロジェクト[hyu]を立ち上げ、百貨店にて定期的に受注会を開催している。主な受賞歴に、SICF24 MARKET部門 ベストセールス賞など。
本展では、SICF受賞時のラインナップから厳選したものに加え、新作のシューズ2点を発表。その他、バッグや靴べらも展示販売する。


お問い合わせ 03-3498-1171(スパイラル代表)
主催 株式会社ワコールアートセンター
企画制作 スパイラル
グラフィックデザイン  WALTZ. LLC

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