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二人雛「むすび」 展示

京人形 み彌け
2022.2.4-2.20

京人形 み彌け(京人形伝統工芸士認定)は、スパイラル(東京・青山)の企画協力によって、 「あたらしいあたりまえ」をコンセプトとした二人雛を開発しました。令和 4 年 1 月 10 日(月・祝)からスパイラルオンラインストアにて 10 セット限定で 販売いたします。
併せて、スパイラル 1F のエントランスでは二人雛の展示を行います。  

販売:スパイラルオンラインストア
〈 販売期間:令和 4 年 1 月 10 日(月・祝)~ 〉
https://store.spiral.co.jp/i/300-5668
 
展示:スパイラル 1F エントランス
〈 展示期間:令和 4 年 2 月 4 日(金)~2 月 20 日(日)〉

■ 開催概要

むすび 二人雛 展示会
会期:2022.2.4(fri) -2.20(sun) 11:00-19:00
会場:Entrance(Spiral 1F)

*開催にあたり、スパイラルではお客様およびスタッフの安全と健康に配慮した感染拡大予防対策をとっております。
*開催時の状況により、一部内容を変更する可能性があります。
*営業状況など 詳細はスパイラルウェブをご確認ください。



空間設計からデザインを見直し、伝統にこだわった新作おひなさまを、 1 月 10日よりスパイラルで限定発売します。

 おひなさまは分業制で作られ販売の段階で組み合わされることが多く、 そのため飾りのスケールがちぐはぐだったり、寄せ集めの箱をしまうために 収納が非効率でした。空間スケールの再設定と衣装の色調調整をおこない、 特にお道具類は専用設計で制作することとしました。 近年、過度に現代的になりがちな衣装は歴史資料にあたって伝統回帰させました。 桐箱はコンパクトに設計され全てがきちんと収納されます。 お子様が一生お使いになるにふさわしい、普遍的な二人雛ができたと考えています。 折り目正しい暮らしを願う気持ちをこめて、商品名を「むすび」とさせていただきました。

デザインは、空間デザイナー川﨑敏弘とグラフィックデザイナー靎沢咲子によるデザインオフィス WALTZ. 。
プロデュースはグッドアイデア株式会社代表松田朋春。
解説書には詩人の永方佑樹が参加。


 デザインのポイント

  1. 原点回帰によるトータルデザイン 
    男雛は伝統的な「山鳩色」
    女雛は平安時代の初春の重ねである「萌黄の匂」
    現代日本のシンプルな空間にもフィットします。 伝統に磨かれた引き算の美学は、 浮世絵や大名資料をもとに屏風や菱餅の細部を設計しました。  
     
  2. 見えないところまでゆき渡る、京雛のこだわり
    人形は持ち主の形代です。お子さまにふさわしい最高級の正絹を使用し、お胴は、京雛伝統の藁胴。見えないところにも伝統的な素材を使い、百年前と同じ方法で修理ができます。伝統を尊重し、変える必要のないものは変えません。 
     
  3. 片付けること。大切にするということ
    トータルでデザインすることではじめて、合理的でコンパクトな収納が実現しました。飾ることと片付けることは、等しく大切なことです。おだいりさまとおひなさまにも 、ゆっくりとおやすみいただくことができます。   
■ プロフィール
製造:「み彌け」三宅啓介(二世三宅玄祥)
初代三宅玄祥のもと幼少年の頃より京人形の製作に携わる。
他の業界での経験を経て、東京都の人形卸店(株式会社宗玉)にて人形業界での修行を積む。
平成6年京都に帰り、京人形の製作に従事。現在に至る。
平成 25 年 Samurai Armor Bag を発表し世界各地の展示会に出展。
平成 25 年 2 月経済産業大臣指定伝統的工芸品 京人形伝統工芸士認定。
kyoto-miyake.co.jp
デザイン:WALTZ. LLC (合同会社ワルツ)
川﨑敏弘と靎沢咲子によって設立されたデザインオフィス。「事物の潜在的な可能性を柔軟にとらえ、触れた人の心が躍るような、ユニークで明快なコンセプトを構築する」をテーマとして、平面から空間まで多岐にわたるデザインを展開している。iF DESIGN AWARD 受賞、日本空間デザイン賞、日本サインデザイン賞、東京 TDC、JAGDA、世界ポスタートリエンナーレトヤマ入選など。
waltzdesign.jp
プロデュース:松田朋春
グッドアイデア株式会社代表。プランナー。詩人。企業とクリエイターのコラボレーション事業
『ランデヴープロジェクト』や、視覚障害者が開発に携わった『ダイアログ・イン・ザ・ダークタオル』、日本の優れた工場と協働して商品開発する『典型プロジェクト』や、詩を本の外にひらく
デザインレーベル『oblaat( オブラート )』など幅広いプロデュースを行う。
多摩美術大学非常勤講師。
解説書筆者:永方佑樹
詩人。2019 年詩集『不在都市』(思潮社 2018)にて歴程新鋭賞、2012 年詩と思想新人賞を受賞。テキストベースの詩作の他、映像や音・自然物等を使用し、詩を立体的に立ち上げる独自の立体詩を国内外で展開 ( ハーバード大学世界文学研究所サマーセミナー、仏サン・レミ美術館、吉祥寺シアター等 )、2019 年 6 月には翻訳者・比較文学者・映像人類学者・詩人を発話者とするマルチメディア多言語詩制作パフォーマンス「おと / ずれる言語」(三鷹 SCOOL)を主催・企画。
名古屋芸術大学非常勤講師。

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