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spiral market selection vol.494 貝山伊文紀展「柴刈と造形」

2022.5.27-6.9

長野の安曇野を拠点に、<アトリエ灯>として活動する貝山伊文紀。
家具などの木製品を生産する過程で捨てられてしまう枝の部分を利用し、匙やしゃもじといったくらしの道具を制作しています。

あえてそれぞれの枝が持つ造形を生かすことで、無価値とされてきた素材へ光を当てた「Ibuki handcraft」シリーズ。特徴的なかたちの反面、滑らかに磨きあげることで使い心地の良さも追及されています。

緑の深まる頃、木々を育む自然に思いを馳せながら、ぜひご高覧ください。

■ 開催概要

spiral market selection vol.494
貝山伊文紀展「柴刈と造形」

会期:2022.5.27(fri.)-6.9(thu.)
会場:Spiral Market(Spiral 2F)
営業時間:11:00-19:00 
お問い合わせ:03-3498-5792

*開催にあたり、スパイラルではお客様およびスタッフの安全と健康に配慮した感染拡大予防対策をとっております。
*開催時の状況により、一部内容を変更する可能性があります。
*営業状況など 詳細はスパイラルウェブをご確認ください

■ プロフィール

貝山伊文紀
2006年 東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了
2012年 パートナーの木版画家、沙羅と共にアトリエ灯(Atelier hi)設立
2015年 飛騨産業株式会社より、枝の家具「kinoe」を発表。
Wood Furniture Japan Awardマッチング特別賞(2015)
GOOD DESIGN AWARD(2016)
COOL JAPAN AWARD(2019)を受賞。
2019年 自らの手で制作する 「枝の匙」が日本デザインコミュッティーのデザインコレクションに選定。
Web Site
 

木の枝を日々の生活の燃料としていた時代があります。多くの場合、それは里山という領域で、人が生きる知恵の一つであり「柴刈り」と呼ばれていました。
木を利用するためには、様々な方法で人の手を加える必要があります。例えば木を育てるには木を選び、周辺の枝や下草を刈り取ります。木は一年足らずで多くの枝を伸ばすので、それは燃料として備蓄することができ、災害への備えにもなりました。人が木と共生する生活のあり方はとてもサスティナブルな営みでした。

「柴刈り」という言葉を昔話で知る今の生活の中には、木と共生する関係性はどの程度残っているのでしょうか。目の前にある木はどのように生きているのか、身近な木製品はどこから来たのか。ものが溢れたと言われる時代に、ものの由来が自分から離れた何処かのことになってしまっているように思います。

木は、今も私たちの身近に在るものです。しかし木の枝はその用途を失ってしまいました。木の枝を素材として見つめ、ものを作る意味。それは木と人との関係性を回復し、「木を使う」感覚を養う一つの経験ではないかと思えるのです。

木の枝の形状は分岐、湾曲しています。板材から作る場合と比べると大量生産的なものづくりには不向きですが、手仕事によって自然のカーブや厚みを利用すれば、板材から作るには無駄の多い形のものを造形することができます。柴刈りと造形という行為を繰り返すことで、山や森を知る人と出会い、生活の道具を作ることで暮らしを深める人と出会う。私の仕事は木と人とを繋げる一つの手段なのです。

貝山伊文紀

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