「道にこころざし 咲き継ぐ花の いろいろなカタチ 俊英たちの凛として、みずみずしい、
若木の咲きぶりをながめて覚悟をうかがい、伝承文化のゆくえに心を馳せる ー」
岩下尚史
ー青山亭へようこそ。
日本に古くから伝わる芸能の世界。どの時代も若き才能がその技芸を受け継ぎ、伝承しています。スパイラルは、芸も姿も見目麗しい伝承芸能各界の若手をご紹介するパフォーミング・アーツシリーズとして『花方』を開催します。スパイラルホールを「青山亭」と称し、作家の岩下尚史が“青山亭主人”となり、日本の伝承芸能の目利きである主人の目にかなった“花方*”たちの芸とトークをお楽しみいただきます。
*花方とは、人気があり華やかなこと、人。昔は「花方」と記したが、現在では「花形」と表記が変わった。
『花方』 〜第一章「星逢いの宴」では、旧暦の七夕にあわせ「星逢い」を趣向に、いけばなの未生流笹岡家元 笹岡隆甫が活ける花を舞台美術とし、舞踊集団 菊の会が若手舞踊家を中心とした人選で群舞を披露しました。
公演後のトークセッションでは、伝承芸能に慣れ親しんだ方々は元より、初めて芸能に触れる方にも関心を持っていただけるよう俳優 八嶋智人の進行のもと、芸能の流派や成り立ちの他、継承者たちの素顔にまで迫るトークを開催、若くして芸道の世界に身を置き、そこで生きていくと決めた俊英たちは日頃どのようなことを感じているのかお聞きしました。
<プログラム>
【いけばな】笹岡隆甫
サウンドデザイン:尾島由郎
【舞踊】 舞踊集団 菊の会(飯田栄志、武井則男、中村輝幸、中村英俊、吉岡諒真、池原和樹、葛西輝子)
笛:藤舎貴生
振付:尾上墨雪
構成:尾上菊之丞
【トークセッション】笹岡隆甫、舞踊集団 菊の会 他
進行:八嶋智人
日時:2013年 7月 28日(日)開演 14:00(開場 13:30)
開演 18:00(開場 17:30)
会場:スパイラルホール(スパイラル3F)
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
主催:株式会社ワコールアートセンター
協力:總屋
企画協力:シス・カンパニー
企画制作:スパイラル