「もし、急に避難することになったら、何を着ていきますか?」
「今、あなたが着ている服をつくるのに、どれだけの材料が必要だと思いますか?」
「その服の価格は、価値に見合っていますか?」
そんな質問を投げかけられたら、あなたはなんと答えますか?
自己表現の手段として、そして日用品として私たちの生活に欠くことのできないファッション。スパイラルは、 この身近な存在であるファッションを切り口に、アーティストとファッションデザイナーとがペアを組んでアー トワークを制作し、「当たり前」を問い直す展覧会を実施しました。 参加するのは、フィンランドと日本のクリエイターたち。2つの国のフレッシュな才能が、価値と価格、生産と廃棄、 美の基準、機能と装飾などをテーマに映像、彫刻、絵画、インスタレーションといった多彩な作品を発表します。 ファッションを普段と異なる視点から捉え直す展覧会です。
○本展覧会は 2012年にフィンランド・ヘルシンキのAmos Anderson Art Museumで開催された「Boutique ‒Where Art Meets Fashion」展をベースに、日本人デザイナー、アーティストを新規に追加、さらにフィンランド側の作品も本展に合わせて一部再構成し、 東京展オリジナルとして実施いたしました。
会期:2014年12月17日(水)~29日(月) 会期中無休 11:00〜20:00
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
〒107-0062東京都港区南青山5-6-23 東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅B1、B3出口すぐ
入場料:無料
■出展作家■
From Finland▶Tero Puha & Teemu Muurimäki/Salla Salin & Timo Rissanen/Heidi Lunabba & Nutty Tarts/Katja Tukiainen & Samu-Jussi Koski/Minna Parikka & Jani Leinonen / Paola Shuhonen & Mikko Ijäs
From Japan▶松井えり菜&舘鼻則孝/matohu&ナガオカケンメイ
■関連トークイベント■ <ご予約等は承っておりません。会場に直接お越し下さい。>
①12月17日18:00~19:30 ※参加無料
「Boutique! ーファッションって何?アートと考える、その姿。」開催記念トークイベント
登壇者:Annamari Vänskä(本展共同キュレーター)、松井えり菜、他
進行:加藤育子(本展キュレーター/スパイラル)
②12月21日14:00~ ※参加無料
松井えり菜×舘鼻則孝 トークイベント
話題の若手作家二人による初めてのコラボレーション作品「シンデレラコンプレックス」について語ります。
③12月27日15:30~ ※参加無料
matohu×ナガオカケンメイ トークイベント
ご来場の皆様に想い想いの「銘」を名付けていただくmatohu×ナガオカケンメイ共同制作作品「ふきよせ」。
会場に並んだ「銘」から最も良いものを選んで頂いた後、2組によるモノの価値、景色の読み方、見立て、などについてのトークを展開します。トークの最後には、ナガオカケンメイ氏自ら箱書きをしていただきます。
お問い合わせ先:TEL 03-3498-1171(スパイラル代表)
主催:株式会社ワコールアートセンター
企画制作:スパイラル
企画協力:Annamari Vänskä
特別協力:フィンランドセンター
協力:Amos Anderson Art Museum
後援:フィンランド大使館
グラフィックデザイン:キギ
会場構成:武松幸治+E.P.A