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食道展

食の鼓動 -inner eatrip-関連企画
2017.12.28 ─30

食の鼓動 - inner eatrip-公演のプロローグとして、自然と調和したナチュラルなもの作りや、動植物の息吹を留めたインスタレーションを通じ、「食」を中心に循環する自然のいとなみに触れる企画展「食道展」を開催します。

本展では、草木染めによるテキスタイルのKITTAによるインスタレーションを始め、土の質感を活かた独特のフォルムの器を生み出す陶芸家 二階堂明弘、樹木の風合いを活かした作品を製作する木工作家 小山剛など、自然から生み出されるもの作りを通じ、自然の色やカタチを肌感覚で感じる作品群を展示します。

また、映像作家ヴィンセント・ムーンによる映像インスタレーション、美術作家RYOKO TAKAHASHIによる嗅覚にアプローチするインスタレーションなど、食をテーマに視覚/嗅覚にアクセスする作品展開。
特別展示として、食の鼓動公演の着想にもつながった北海道/根室を拠点とするVOSTOK laboによる、動植物の「食」の息吹を感じさせる、インスタレーションも展示します。

野生の中で循環し続ける「食の鼓動」に触れる作品の数々を是非ご覧ください。

■ 開催概要

タイトル:「食の鼓動 -inner eatrip」関連企画 『食道展』
会期:2017年12月28日(木)─30日(土)
時間:11:00─19:30 /12月30日(土)のみ17:00まで *最終入場はクローズの20分前
入場料:無料

会場:スパイラルガーデン
出展作家:ヴィンセント・ムーン、KIITTA、二階堂明弘、野村友里、小山剛、RYOKO TAKAHASHI、VOSTOK labo他
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
企画構成:eatrip
企画協力:伊藤総研

▶「食の鼓動-inner eatrip」公演情報はこちら

画像の段落です。最初のメインビジュアルと同様に扱えます。
■ 出演者プロフィール
Vincent Moon / 映像作家
パリ出身のインディペンデントフィルムメーカーであるヴィンセント・ムーンは、フランス発の音楽情報サイト La Blogotheque のためにシネマ・ヴェリテの手法(作り手の存在が映画から排除される虚構上のトリックを排し、映像の作り手が被写体の人々と関わる行為そのものをも記録し、映画をより真実に近づけようとする手法) によって制作された作品の数々でその名を知られるようになる。2008年からは遊牧民のごとくカメラひとつで世界を旅し、現地の伝統音楽から宗教的な儀式、新しい実験音楽までを幅広く探求し映像を制作。オルタナティブなインディーズミュージックシーンの撮影から始まったこれらの旅の記録映像は、彼の生涯をかけたノマディック・フィルムメイキングプロジェクトとしてウェブ上で公開され、また世界各地でフィールド録音された音源は、自身のレーベルであるCollection Petites Planètes より配信されている。現在、2018年の実施を目指し、日本における魂を震わせる表現を記録する旅、HIBIKIプロジェクトの準備を進めてる。
公式ウェブサイト:VINCENTMOON.COM
レーベル:Collection Petites Planètes
響HIBIKI プロジェクト:http://hibikiproject.com
Yuko Kitta /「kitta」主宰
1974年兵庫県明石市に生まれる。
子供の頃から祖母に教わり自分の着る服を作り始め、10代後半からは既成の布や実家の旅館の毛布、古いカーテン、ビニール、各地の民族衣装用の布など様々な素材を用いて衣服を製作。
1997年 「自然と色」という最も好きなもの2つが草木染めとの出会いによって結びつき東京のマンションの一室で植物染色による衣服の制作を始める。
2004年より千葉県鴨川市の里山に居を移しkittaとして本格的に制作を開始。
2011年 沖縄のやんばるに移住。薪の火と発酵による植物染色を用いて衣を制作し全国各地や海外で個展やW.Sを開催。
2017年からは自身のソロワークとしてインスタレーションを発表。その作品からは植物の生命力はもとより光や風などの自然の動きとの共鳴のような目に見えないものが溢れている。
二階堂 明弘 / 陶芸家
1977年札幌に生まれる。
1999年文化学院芸術専門学校 陶磁科 卒
2010年「陶ISM2010」を企画し開催。2011年震災により開催直前だった「陶ISM2011」中止。 これを期に仮設住宅に直接、陶芸家のうつわを届ける「陶ISMウツワノチカラ Project」を開始。 2014年現代陶芸展「現象」茨城県立陶芸美術館。2015年個展 「侘びと今」をニューヨークで開催 。2016年「侘びと今 -輪-」を、ニューヨーク各所にて開催。 年に10回を越える個展を中心に活動し 近年、ニューヨーク、パリ、台北、上海、北京で個展や作品展にも出品。中国茶葉博物館に作品収蔵。
野村 友里 / 料理人 / フードクリエイティブチーム「eatrip」主宰
主な活動として、レセプションパーティなどのケータリングフードの演出や、料理教室、雑誌の連載、ラジオ番組、TVやCMのフードディレクション等。それらを通して食の可能性を多岐に渡って表現し、その愉しさを伝える。2011年には、「シェ・パニース」のシェフたちとともに、「生産者」「料理人」「消費者」をつなぐ参加型の食とアートのイベント“OPEN harvest”を開催。その経験を経て日本のシェフたちとともに、その土地土地の風土や文化を、食を通じて身体に取り込んでいくことをコンセプトに“nomadic kitchen”プロジェクトを始めた。2012年東京原宿に、豊かな緑と光と風に恵まれた「restaurant eatrip」をオープン。初の監督作品となる食のドキュメンタリー映画『eatrip』は2009年公開、現在はDVD化され販売中。近著に「おいしい手帖」マガジンハウス、東京食のガイドブック「tokyo eatrip」講談社。
http://www.babajiji.com
小山 剛 / 木工家
1983年 新潟市生まれ
子供の頃からモノ作りが好きで、何かを作って生きていく人生になるんだろうと思いながら幼少期を過ごす。
高校卒業後、木工の基礎を学ぶため飛騨高山へ。 
2003年から5年間、木工家 谷進一郎氏に師事。木工、工芸、室礼、美術など多くの事を学ぶ。
2010年、軽井沢町にて独立。日本国内をはじめ 北京、上海、サンフランシスコなどで個展を中心に活動。
2017年6月、作品集「33の木々」を自費出版。
実用的な小物からオブジェまで木工という枠の中で、空間に人とモノ、モノ同士がどのように存在し影響しあうのかという事をテーマに、
木の声を聞きながら木の第二の人生がより長く続くようにという想いをもって木と向き合っている。
RYOKO TAKAHASHI / 美術作家
1980年 大阪生まれ。2004年 京都精華大学芸術学部卒業後、東京・大阪・京都で個展多数、国内外の展覧会やアートフェアに参加。主に毛髪を使用した作品を制作し、インスタレーションやパフォーマンスなど多様な表現方法で作品を発表。2015年 北海道根室市へ移住、死生観を変える人生の重要な転換点となる。
2017年10月には、移住してから初めての個展 "In the light and the water" を 六本木の GALLERY MoMo Projects にて開催。根室半島で生きる植物や動物と共に、自分自身も自然の中で循環していくことをテーマとし、収集した自然物と自身の毛髪を使用した作品を展示。生と死を内包する自然の壮大さと美しさを、繊細でありながら、強いメッセージ性を持って示唆している。
VOSTOK
生活が土台となって文化が生まれ、日々の営みから得る体験や経験が蓄積されていく過程でより優れた文化が培われ、その文化がさらに生活を豊かなものへと育んでいきます。生活と文化の関係は、人の体と心の関係と同じように、お互いに繋がりながら作用しています。日本最東端の街、根室は1万年前から今も変わらない自然環境が生活のすぐ側に存在し、自然と人が程よい距離感で結ばれている場所で、人が自然の対極にあるのではなく、自然の一部として存在しているのを気づかせてくれる美しい土地です。自然と共に営む生活は都市からは生まれない豊かな文化を培い、その文化は根室だけでなく、日本の未来にとっても大切な潮流となっていくのではないでしょうか。都市と根室のメンバーで構成されたグループ、VOSTOKから発信される新しい暮らしの発見と創造にどうぞご期待ください。

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