スパイラルガーデンにて開催した、オーストラリア在住の環境デザイナーであり、アーティストでもあるスティーヴン・ムシンの展覧会「Now, If, What, Then‘Farming Tokyo ―みんなとつくるまち’」を特集しています。
紙面では、いま我々が直面している様々な環境問題の提起とその解決方法を、アーティストの柔軟で機智に富んだ発想をもとに、リサーチと科学的根拠による裏付けをしながら、実現するまでのプロセスをご紹介します。また、今号ではこの特集にちなみ、100%の再生紙を使用しています。
そして、今号より新連載として、さまざまな分野で活躍をする女性の手に光をあて、その表情や仕草の背景にあるライフストーリーをご紹介する『Portrait in Hand』がスタートします。第1回目は、ルーブル美術館の絵画修復員の経歴をもつ、絵画修復家の加賀優記子さんをお迎えしました。『美しい暮らしのノート』では、演出家の小野寺修二さんに日用品とパントマイムの意外な共通点についてお訊きしました。『Musica Callada』は、作曲家/ボサノヴァ・ギタリストとして国内外で高い評価を獲得する、伊藤ゴローさんに現在の音楽、そしてご自身の音楽への構えについてご執筆いただきました。
アートをもっと自由に、もっと毎日の中へ − スパイラルペーパーが生活とアートの架け橋となりますと幸いです。
表紙アートワーク:
スティーヴン・ムシン『Cowship』(2013)
特集1:
スティーヴン・ムシン展「Now, If, What, Then‘Farming Tokyo ―みんなとつくるまち’」(2014年8月18日〜31日にスパイラルガーデンで開催)
特集2:
Dance New Air 2014(2014年9月12日〜10月5日にスパイラルホール、青山円形劇場 他で開催)
連載:
美しい暮らしのノート #5 小野寺修二(演出家)
Musica Callada #2 伊藤ゴロー(作曲家/ボサノヴァ・ギタリスト)
Portrait in Hand #1 加賀優記子(絵画修復家)