スパイラルは1985年のオープン以来「生活とアートの融合」を活動テーマに、ビジュアルアート、パフォーミングアーツ、音楽、デザインなど広汎な文化の領域を横断しながら、既成の概念に縛られない自由で先鋭的な感覚をもとに、次世代を担うアーティストやムーブメントを発信し続けてきました。
30周年を迎えた今年、スパイラルは「スペクトラム」というキーワードを掲げ、新たな活動の場へと臨みます。「連続体」を意味するこの言葉は、これからのスパイラルを象徴するものであると同時に、これまでの活動が既にそこへと通じるものであったことにも気づかされます。
スパイラルペーパーno.139「特別号」では、30年にわたり、アートと社会をつなぐメディアとして、スパイラルならではの視点から編集を行っているスパイラルペーパーのこれまでを一冊にまとめ、その活動を振り返ります。
またスパイラル30周年を記念した「スペクトラム」展のキュレーター、金澤韻(かなざわこだま)さんの視点から、同展の見どころをご紹介しています。