美味しいコーヒーを淹れるコツ｜スパイラル青山表参道のギャラリー、多目的ホール

────コーヒーの最後の一滴

日本茶や紅茶を淹れるとき、最後の一滴が美味しいのでコーヒーも同じかと思いますが、コーヒーの最後の一滴には不要な苦味と酸味が凝縮されています。ドリッパーを使ってコーヒーを淹れる際、一杯分抽出したら、すぐにドリッパーを外すことで、いつもより美味しいコーヒーが淹れられます。
どうぞご自宅でも試してみてください。

──大切な5つのポイント

自宅でコーヒーを淹れるとき、美味しく飲むための大切な5つのポイントをご紹介します。

1. 新鮮なコーヒーを買う
2. できれば豆で買う
3. 開封したら早く飲む
4. 新鮮な水を使う（硬度によって味が変わります）
5. 抽出後は早めに飲む

ご存知かも知れませんが、コーヒーメーカーなどで抽出後にヒータで温めた状態にしておくことは、コーヒーの風味を損なってしまいます。コーヒーは空気と接触することや保温を続けることでどんどん酸化していくので、淹れたての1杯と数時間後に飲むコーヒーは味が全く違います。コーヒー豆も同じく、空気に触れないようにジッパーバックなどに入れて冷凍しておくと風味を損なわずに保存できるのでぜひお試しください。

でも、仕事中に何度もドリップするのは手間がかかってしまいますが、おすすめの方法が一つ。
保温性のある水筒や魔法瓶にコーヒーを入れておくと、酸化が抑えられ美味しいコーヒーが長く楽しめますよ。ぜひ、マイポットをご自宅でも活用してみてください。

──アイスコーヒーは急冷がポイント

暖かい日が増え、アイスコーヒーが飲みたくなる季節。
いつものホットコーヒーにひと手間をかけるだけで、美味しいアイスコーヒーができるんです。作り方は2種類「急冷法」と「水出し法」。挽いたコーヒー豆を一晩漬けるだけだけの「水出し法」は簡単で美味しいですが、ぜひ試してほしい「急冷法」をご紹介します。

いつものホットコーヒーの倍の濃さで抽出したものを氷をいっぱいに入れたグラスやサーバーに注ぎ、一気に冷やします。コーヒーは自分の熱で劣化し酸化してしまうので、急冷することで淹れたての味をそのまま飲むことができます。
これから暑くなる季節、自宅で気軽にできる美味しいアイスコーヒーをぜひお楽しみください。