「工芸作物–伊予生糸・有機茶-」
工芸作物(こうげいさくもつ)とは、収穫後、製造・加工など比較的多くの過程を経て製品となる農作物です。地域の特性を生かした伝統の技術と知恵がそのプロセスを支えています。
本展は、工芸作物のうち、世界最高品質と謳われる愛媛県西予市の生糸「伊予生糸」と希少な、静岡、愛知、京都の「有機緑茶」に焦点をあて、日本の工芸作物の魅力を発信します。
愛媛県の美しい空気と水、山に育まれた蚕が生み出す繭を伝統技術で紡ぐことにより、カメリア(白椿)の称号を得た「伊予生糸」は、絹糸の原料でありそのものも生地原料となるもの。その風合いは人々を魅了します。また、日本の茶づくり800年の叡智を発展させた国産の有機茶。栽培から製茶まで一貫生産をする自園茶農家は、受け継がれてきた技術を礎に有機茶の世界を開拓し続けています。
この二つには、農業という工芸(クラフト)の根底に流れる日本人の高い美意識が表れています。
会場では、ふんわりとした純白の伊予生糸と華麗なる草木染めの世界を展覧するほか、国内三産地の希少な有機茶の無料サンプル配布も行います。
どなたでも無料で入場いただけますので、地方のアトリエを訪れる気持ちで、お気軽にお立ちより下さい。
工芸作物 -伊予生糸・有機茶-
会期:2020.12.18(金) -20 (日) 11:00-20:00
会場:スパイラルガーデン(1F)
内容:「伊予生糸(イヨイト)ー伝統の献上シルクー」(アトリウム)
「有機茶 -静岡、愛知、京都の逸品茶-」(ギャラリー)
・来場者アンケートのご協力で極上有機茶のセットをプレゼント
主催:国際テキスタイル交流協議会
共催:日本ファーマーズ国際交流協議会
お問合わせ:03-6853-0009
特設インスタグラム
@iyoito_iyorawsilk