2022年9月2日から9月11日まで、アーティスト・橋爪悠也による「eyewater」展を開催します。
単色で彩られた地を背景に、一粒の涙が目から零れ落ちる瞬間を描いた作品シリーズ「eyewater」によって注目を集めてきた橋爪悠也。近年はアクリル絵具によるペインティング作品に注力し、上海、台湾、ソウルなどアジア各都市で展覧会を開催し好評を得てきました。
顔の描写に特徴を持つ「eyewater」は、中心となる顔の表情は普遍性をたたえるべく一定のトーンで描かれています。その他の要素を様々に変え、作品の魅力を深めていく試みのなかで、人物が動物を抱える「eyewater animal」といった作品シリーズも生まれました。
橋爪悠也の作品の根幹には2つの発想源があります。ひとつは、同質のものが多数存在しそれらが多くの人々の手に渡り体験されることが、社会のなかでも重要な役割を占めている現代において、どのようにしてオリジナリティというものが生まれてくるのかということ。そしてもうひとつは、未来が技術的にも以前より見通しやすくなり、多様な価値観の重要さが語られ、認められつつある現代において、人は未来に対してどのような想像力を持つことができるのかということ。
アーティスト自身は、個々の泣いている人物像に対して特定の意味は持たせておらず、鑑賞者に自由に解釈して欲しいと言います。描かれた人物はどうして涙を流しているのでしょうか?作品として描き留められた瞬間のその前後のストーリーを自由に想像し、それぞれのストーリーを作品に投影することができるのも、橋爪悠也の作品の魅力です。
本展は、東京で開催される個展としては最大規模の展覧会となります。近年の「eyewater」シリーズの成果を伝えるとともに、初めての試みとなるバルーン作品も発表予定です。皆さまのご来場をお待ちしております。
YUYA HASHIZUME「eyewater」
会期:2022.9.2(fri)ー 9.11(sun) <会期中無休、全10⽇間>
開館時間: 11:00-20:00
(閉館時間は変更される可能性があります。当⽇の営業時間は、スパイラル営業時間変更のお知らせをご確認ください)
⼊場料:無料
会場:スパイラルガーデン(東京都港区南⻘⼭5-6-23 スパイラル1F)
主催:YUYA HASHIZUME STUDIO
お問合せ先
Yutaka Kikutake Gallery e-mail : info@ykggallery.com
<ご来場のお客様へのお願い>
– 発熱や⾵邪症状(咳・のどの痛み)などがある⽅、ご体調のすぐれない⽅はご来場をご遠慮いただけますようお願いいたします。
– ご来場時はマスクの着⽤、⼿指の消毒をお願いいたします。
– ご来場時に、⾮接触の体温計にて体温測定をさせていただく場合がございます。
– 展⽰スペース混雑時には、⼊場をお待ちいただく可能性がございます。