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SPIRAL Creators File 生きるかたち

2022.11.3 - 11.29

「SPIRAL Creators File」は、スパイラルが主催する公募型アートフェスティバル「SICF*」の出展作家を中心に、ご紹介するシリーズです。

オープニングを飾るのは、他人とのコミュニケーションへの興味をきっかけに「顔にカーテンのかかった少女」を描くSICF21出展作家の藤田淑子と、SICF23で「デイリーアート賞」を受賞した大越智哉をご紹介いたします。

藤田淑子は、赤・⻘・銀の3色 を用いて、人間の微妙な感情をカーテンのドレープを通じて表現。日常生活の中で、つい他人の顔色を窺ってしまう私たちに、自分らしさとは何かを考えさせます。
大越智哉は、「日本古来の形」をリサーチし、「OBJECTRUM」として色鮮やかに再構築。原初のかたちに息づく「力」を伝えます。

本展により、アートと出会い、心の動きに目を向けるきっかけとなることを意図しています。新進気鋭のアーティストによる作品を、この機会に是非御覧ください。


​​​​​​*SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)は、スパイラルが主催する若手作家の発掘・育成・支援を目的とした公募展形式のアートフェスティバルです。

■ 開催概要

SPIRAL Creators File 生きるかたち
会期:2022.11.3(thu) - 11.29(tue) 10:00-20:00
*11.29(tue)は展示入れ替え作業のため18:00まで
会場:「+S」Spiral Market 大阪タカシマヤ


*開催にあたり、スパイラルマーケットではお客様およびスタッフの安全と健康に配慮した感染拡大予防対策をとっております。
*開催時の状況により、一部内容を変更する可能性があります。
*営業状況など詳細はトップページをご確認ください。

■ プロフィール
大越智哉
1999年 福島県生まれ
2022年 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科インテリアデザイン専攻 卒業
2022年 武蔵野美術大学大学院 造形研究科工芸工業デザインコース 在籍

私の作品づくりの原動力は、まだ幼かった頃に経験した東日本大震災以前に見た美しい情景や、その被災した地域の人々が何年もかけて築き上げてきた文化があったという証を、後世に残したいという想いからきています。伝えたい想いや日本文化を、現代の人々の生活空間に馴染む「かたち」へ変換し、祈りを込めて制作しています。また、新しい社会へと変容を遂げるなかで消えゆく日本の美的価値観や精神性を、作品を通して発信しています。
今までの記憶を頼りに、直感的に生み出した抽象化された形には多層的な意味が込められています。そこには、私の生まれ育った東北の田園風景や、伝統的な存在、そして目に見えない存在に触れ合い感応してきた心が反映されています。私は今に生きる、あるがままの現代人として、今この瞬間に文化を生み出そうとする気持ちで制作しています。
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藤田淑子
秋田県出身、在住。
東北芸術工科大学デザイン工学部グラフィックデザイン学科卒業。
2014年から2020年まで東京都で活動、その後制作場所を秋田県に移している。
アクリル画を制作する中で生まれた、顔面にドレープカーテンのかかった少女「カーテンガール」のシリーズを描き続けている。
主な展覧会に「Whisper -カーテンの囁き-(個展)」(ガレリアプント神戸/兵庫県神戸市)、「あまがさきアート・ストロール2022」(阪神尼崎駅周辺/兵庫県尼崎市)、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021」(六甲山/兵庫県神戸市)、「第23回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館/神奈川県川崎市)、「LUMINE meets Art Award EXHIBITION 2018-2019」(ルミネ新宿/東京都新宿区)などがある。
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