Fashion Biz Study 014 ファッションローの実務　法務部、特許事務所、弁護士、それぞれの立場でファッションブランドを支える

第1回　ファッション・アパレル企業における法務部～プロとプロをつなぐ～

講師：小川徹（MARK STYLER株式会社）
モデレーター：関真也（TMI総合法律事務所 弁護士）

ファッション・アパレル企業において、法的な専門部署である法務部や知的財産部を設けることができている企業はそれほど多くはありません。しかし、昨今、業界全体の権利意識の向上、コンプライアンスの重要性、そして、ファッションローという考え方の広まりを通じて、企業内に専門の部署を設けるニーズが今後、ますます高まっていくものと考えています。

そこで、実務編という形で、企業内にある法律の専門部署である法務部・知的財産部において、具体的にどのような実務を行っているのか、そして、特許事務所や法律事務所の専門家の方々とどのように連携して、問題解決を図っているのか、実際に、長年企業内の法務部で業務を行っている立場より、解説を行います。

対象者は、基礎編を受講頂いた方はもちろん、そうでない方ももちろん受講可能です。企業法務担当者に限らず、学生、デザイナー等のクリエィティブ職、事業・ブランド運営に携わる方など、ファッションと法に少しでも興味のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。

1. ファッション業界が抱える様々な法的な問題
2. 法務部の役割
・契約業務
・法律相談業務
・知的財産関連業務
・行政対応業務

3. ファッションブランドの起こりから、各フェイズにおける法的な課題
（ケーススタディを通じて行います）
・ブランドの立ち上げ期
・ブランドの成長期
・ブランドの成熟期

4. まとめ
・企業法務の立場からみる知的財産関連紛争
・求められるスキル・能力
・人材育成
・ブリッジパーソンとして