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「OUTSIDE」

森山未來x阿部海太郎/インバル・ピントxエトガル・ケレットによる日本とイスラエル国際共同制作作品
2020.7.22-

――夜間外出禁止令が解除されてから三日経つが、明らかに誰も家から出て来る気がないのだった 。

 

自粛解除後の喪失感、浮遊感、不穏な空気感を、ぎゅっと凝縮した珠玉のアートムービーをスパイラル公式YOUTUBEで公開。

撮影はイスラエルと日本(Spiral)で行われ、パンデミックという世界的な経験によって立ち現れた新たなる環境下で、新しいクリエイションの形を模索。パンデミックが社会や個人に与える影響について、芸術的および社会的で新鮮な視点を、世界のオーディエンスに向けて提示する。

ロックダウン中に執筆されたエトガル・ケレットの短編小説『外』を原作に、イスラエルの著名なアーティスト、インバル・ピント(振付家)と、日本を代表する気鋭のアーティスト、森山未來(俳優・ダンサー)と阿部海太郎(作曲家)との国際共同制作作品。

エドガル・ケレットによる短編小説『OUTSIDE』(邦題「外」)の全文掲載記事はこちら
*こちらは「朝日新聞デジタル」の会員限定記事となります。

Photo by: Noam Levinger

自粛生活を続ける人々を、警察が無理矢理外に引き出そうとする。曖昧になるコロナ以前の記憶。 一体どこに向かって歩いていけばいいのか。...しかし道端の物乞いを目にして、とっさに起こした反応は...? 

■ 開催概要
2020年7月22日(水)14:00より2020年8月31日(月)まで日本先行公開

スパイラル公式YOUTUBE :
https://www.youtube.com/user/jpSPIRAL
彩の国さいたま芸術劇場 : 
https://www.youtube.com/user/SAFtheaterchannel


原作/監督 エトガル・ケレット 『外』
振付/監督 インバル・ピント
ナレーター/俳優/ダンサー 森山未來
ダンサー モラン・ミラー
音楽 阿部海太郎
翻訳 秋元孝文
主催 イスラエル大使館
協賛 Factory 54
後援 Mishkenot Sha'ananim, Dalia and the late Professor Yossi Prashker
河出書房新社
協力 彩の国さいたま芸術劇場
会場協力 株式会社ワコールアートセンター
Special Thanks ZAZ10TS, Herzlia Museum, Israeli Opera
インバル・ピント|Inbal Pinto
1969年生まれ。国立ベツァレエル美術アカデミー卒(グラフィック・アート)。 バットシェバ・アンサンブル、バットシェバ 舞踊団を経て 92 年に自らのカンパニーを結成。以来『オイスター』、『ブービーズ』など革新的で想像力に満ちた傑作を発表。
2000 年『WRAPPED』でニューヨーク・ダンス&パフォーマンス賞ベッシー賞を受賞。2007 年には、彩の国さいたま芸術劇場とカンパニーの共同製作により「銀河鉄道の夜」をモチーフとした『Hydra ヒュドラ』を世界初演。2016 年にはカンパニー作品『DUST』をさいたまで公演。オペラや演劇、CM の分野でも活躍。ミュージカル『100 万回生きたねこ』(2013)、『WALLFLOWER』(2014)、2020 年には村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』の演出・振付・美術を手掛けており日本でも積極的に活動を展開。
エトガル・ケレット|Etgar Keret
1967年生まれのイスラエルの超短編作家、映画監督。両親はポーランドでのホロコースト体験者。義務兵役中に親友が自殺したことをきっかけに小説を書き始め、現在世界 40 か国以上で翻訳されている。ショートショート、グラフ ィックノベル、映画やテレビの脚本で知られ、日本でも『突然ノックの音が』、『あの素晴らしき七年』(随筆)、『クネ レルのサマーキャンプ』、『銀河の果ての落とし穴』、『ピッツェリア・カミカゼ』(グラフィックノベル)など多数。 『外』はイスラエルのテルアビブでのロックダウン期間中にケレットが執筆した短編小説。
photo by Maciej Landsberg
森山未來|Mirai Moriyama
1984 年兵庫県生まれ。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。以降、ダンス、演 劇、映像などのカテゴライズに縛られない表現者として活躍。2013 年インバルが振付・演出をてがけたミュージカル 『100 万回生きたねこ』への出演がきっかけで、文化庁文化交流使としてイスラエルに1年間滞在、インバル・ピント &アブシャロム・ポラックダンスカンパニーを拠点に、ヨーロッパ諸国で活動。その後もカンパニー公演『WALLFLOWER』 (東京都現代美術館)やエラ・ホチルドとの共演『JUDAS, CHRIST WITH SOY〜太宰治「駈込み訴え」より 〜』などイスラエルと縁のあるアーティスト。
photo by Takeshi Miyamoto
阿部海太郎|Umitaro Abe
1978 年生まれ。楽曲のみならず、コンサートの企画やアルバム制作など、すぐれた美的感覚と創造力から生まれる独特で知的な音楽表現に、多方面より評価が集まる。インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック演出のミュージカル『100 万回生きたねこ』『百⻤オペラ 羅生門』では作曲と音楽監督を担当、『WALLFLOWER』では作曲のほか生演奏で出演した。舞台、テレビ番組、映画、様々なクリエイターとの作品制作など幅広い分野で作曲活動を行う。
主な仕事に、NHK『日曜美術館』のテーマ曲、WOWOW 『W座からの招待状』、映画『ペンギン・ハイウェイ』など。
photo by ホンマタカシ
モラン・ミラー|Moran Muller
1989年 米国(ニュージャージー)生まれ。5歳の時にイスラエルに移住。キブツ・ガートン・ダンス・ヴィレッジ修了。マスルル・ダンス・スクールでナオミ・ペルロフとオフィル・ダガンに師事。その後ミハル・ミラーの”アンサンブル・シグマ”に参加。振付家の Nadav Zelner の作品や、スザンヌ・デラール・センターの企画にも出演。2014年~2018年に”インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック・ダンスカンパニー”に所属。最近ではエヤル・ダゴン主宰の”ソル・ダンスカンパニー”で活動しながら、フリーランスとしてピントの作品にも参加している。

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