第101回となる草月いけばな展は、青山通り沿いに建つ草月会館とスパイラルの2会場において、まったく異なるコンセプトのもとに開催いたします。
草月会館では、「昨日から学び 今日のためにいけ 明日の表現を求めよ」のタイトルのもと、創流以来90年以上にわたり植物の可能性を追い求めてきた草月の理念と技術を、草月会館という空間だからこそ生まれるかたちとして表現いたします。
一方、つねに新しい文化が息づく場・スパイラルでは、岡本太郎氏が初代家元・勅使河原蒼風の作品を評した言葉「美しいだけじゃ困るんだ」を掲げ、従来のいけばな展を逸脱する挑戦の場となることをめざします。
今、いけばなはどこまで行くことができるのか―。
2つの展覧会場を通じてその向かう先をぜひ見届けていただきたいと願っています。
草月流家元 勅使河原茜
入場無料
会場 スパイラルガーデン(スパイラル1F) アクセス
総合監修 勅使河原茜(草月流第四代家元)
スパイラル会場構成 岡崎忍(草月流本部講師)
主催/お問い合わせ 一般財団法人草月会 / 03-3408-1154(代) 〒107-8505 東京都港区赤坂7-2-21
勅使河原 茜(てしがはら あかね)
■プロフィール
自由と個性を謳い、旧来のいけばなに大きな革新をもたらしてきた草月流第四代家元。
「いけばなは瞬間の出会い。だからこそ、その時その空間に生まれるおもいを大切にしたい」と国内外さまざまな場所でみずみずしく大胆ないけばな作品を発表する。
幼稚園教諭をつとめていた経験を生かして、子どものためのいけばな教室「茜ジュニアクラス」を30年にわたり主宰し、いけばなを通じた子どもの感性と自主性の育成に力を注ぐ 。また、舞踏家、音楽家、書家など異分野アーティストとのコラボレーションや、音楽や光の演出を取り入れ、いけばなをゼロからつくりあげていく舞台パフォーマンス「いけばなLIVE」を全国各地で上演するなど、現代だからこそのいけばな表現を追求している。
■ 草月流
1927年、初代家元・勅使河原蒼風が形式主体のいけばなに疑問を持ち、「個性」を尊重した自由な表現を求めたことから草月のいけばなは始まりました。
草月のいけばなは「型」にとらわれることなく、常に新しく、自由にその人の個性を映し出します。
いつでも、どこでも、だれにでも、そして、どのような素材を使ってもいけられるのが草月流。
いけ手の自由な思いを花に託して、自分らしく、のびやかに花をいけていきます。
また、時代とともに変化してきた草月のいけばなは、それぞれのご家庭で楽しむことはもちろん、ウインドーディスプレーや舞台美術など、社会のあらゆる空間に植物表現の美と安らぎをもたらしています。
11:00−20:00 (入場は閉場30分前迄)
※21日[木]は17:00閉場
会場:草月会館
入場無料
アクセス
〒107-8505 東京都港区赤坂7-2-21
東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「青山一丁目」駅南青山4番出口より徒歩5分。
https://www.sogetsu.or.jp/events/hq-org/44961/