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SPIRALのご紹介
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スパイラルは、1985年10月、株式会社ワコールが「文化の事業化」を目指して東京・青山にオープンした複合文化施設を拠点として活動するアートセンターです。建築家・槇文彦の設計によるスパイラルビルは「R.S.レイノルズ賞」やDOCOMOMO in JAPAN「日本におけるモダン・ムーブメントの建築290選」にも選出されるなど、1980年代を代表する建築物のひとつとして国際的に知られています。特に1階から3階は、世界に類を見ないユニークな構造を持ち、オープンな空間構成が豊かなアートとの出会いを創出しています。
スパイラルの活動テーマは「生活とアートの融合」。現代美術を軸に、ファッションや建築、デザインなど多岐にわたるジャンルの展覧会を手掛けるほか、パフォーミングアーツや映像など多彩なプログラムを紹介し、既成概念にとらわれない自由で多様な文化の発信に努めてまいりました。2000年からは、若手アーティストの発掘・育成・支援を目的として公募型アートフェスティバル「SICF」を実施。アーティストと共に持続可能な活動の基盤を築く、スパイラルの基幹プログラムになっています。
また、身近な暮らしにアートを取り入れる提案として、アートと雑貨のセレクトショップ「Spiral Market」、ギャラリー併設の飲食店「Spiral Café」、アートを眺めながら施術を受けられるネイルサロン「Spiral Nail Salon」などの事業を展開しています。多様なサービスの提供を通じ「文化の事業化」の実現に取り組んでいます。
さらに、これまでに蓄積したノウハウやネットワークを生かし、まちづくりやアートフェスティバル、パブリックアート、コンサルティングといったコンテンツ事業も積極的に展開しています。開港150周年を機に2009年に横浜市から運営を受託し、「文化交易」をテーマに様々なアートプログラムを実施する「象の鼻テラス」や、愛媛県松山市の道後温泉本館改修に合わせてアートの総合プロデュースを手掛けた「道後オンセナート2014」(2013-2015)や「みんなの道後温泉 活性化プロジェクト」(2021-2024)など、官民連携による新たな価値創造に挑戦しています。
創業40年を迎えた2025年には、スパイラルとして九州初進出となるONE FUKUOKA BUILDINGにショップ・カフェ・ギャラリーを備えた新しい複合スペース「SPIRAL GARDEN」をオープンしました。創業以来の活動テーマ「生活とアートの融合」を更に発展させ、 青山の地に留まらず、首都圏、名古屋、大阪、福岡と全国各地に拠点を広げながら、益々活発に活動を展開してまいります。