いつもの見慣れたわたしの部屋に、『アートの窓』が生まれたら?
初めてアートを飾りたいと思った時、どんな作品をどこに飾ったらいいか、迷ったこともあるかもしれません。どのような景色が広がっていてほしいか、新しい窓をつくるように作品を選ぶと、自然と飾りたい場所も見えてきます。
内と外をつなぐ「窓」は、わたしたち自身と世界をむすぶ存在です。新鮮な風がふきこむように、フレッシュな発見をもたらす作品と共に暮らしてみてはいかがでしょうか。
「生活とアートの融合」をテーマに活動するスパイラルは、身近な生活空間にアートを取り入れるご提案として、アーティストの作品を高精細に再現できるジークレープリント「Spiral Print Collection」をスタートします。本シリーズでは、室内に新たな窓を作り出すように、日常にフレッシュな変化をもたらす作品をご紹介。
今回はそのローンチとして、スパイラルのエントランスで、ペインティング・グラフィックなど様々な分野で活躍をする3名のアーティストのプリント作品を展示販売いたします。
現実と架空が入り交じる独自の空想立体を描き出し、彫刻的で奥行きのある作品を生み出すカワイハルナ。
各国で目にした様々な街の風景・要素を独自に変換させ、宇宙や自然、細胞や原子といった有機的な存在を想像させる絵画を描くKenta SENEKT。
言葉や動作など、日常からインスピレーションを受け、グラフィックデザインを通してここちのよい造形を生み出す小林一毅。
以上3名の作品を、全13種類・各100点限定でご紹介いたします。
会場では、ご自宅などで飾った様子がイメーしやすいように、FIELの家具と共にアルナのフレームに額装した作品をご覧頂けます。色の重なりや質感が再現されたプリント作品を、この機会に是非ご覧ください。
*Spiral Online Store でも12月17日より販売開始いたします。
*「+S」Spiral Market 横浜赤レンガ倉庫店では12月17日〜2月16日まで「アートリンクin横浜赤レンガ倉庫」と連動し、小林一毅の作品をお取り扱いいたします。
Spiral Print Collection
「 Hello!My First Art 」
会場:Entrance(Spiral 1F)
会期:2024.12.17(tue) - 12.25(wed)
営業時間: 11:00-19:00
*12.20(fir)-21(sat)のみ11:00-20:00
■カワイハルナ
透明なフィルムに描かれた原画作品を、少し浮かせて影を作りプリント作品に落とし込みました。自然の影がプリントの中で立体感と奥行きを生み出しています。視覚的に楽しめる平面作品でありながら、壁の中に埋め込まれたオブジェのようにも捉えられる作品です。日常の様々なシーンでお楽しみください。
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本作品は飾る部屋のインテリアに呼応するように空間的な要素を取り入れました。絵を見て実際の空間作りの刺激になれば嬉しいです。
カワイハルナ
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■Kenta SENEKT
繊細に描かれたグラデーションや、キャンバスの質感を残しながら、プリント作品に落とし込んでいます。作品を飾ることで室内に新たな次元が開くような新鮮さと、それでいて胎内のような、どこか懐かしく心地よさが感じられる作品です。季節に合わせて選んだり、暮らしのアクセントとしてお楽しみください。
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身近な生活風景や建築物のマテリアルから発想を得て、2023年より制作を始めた抽象画シリーズ"Arrangement"。同シリーズでは、スプレー、エアブラシ、スパッタリングなどの技法を駆使し、画面上に抽象的な色面をコラージュのように配置。各国で目にした様々な街の風景、要素を写真に収め、自身のなかで変換された世界が、ときには宇宙や自然、細胞や原子といった有機的な存在を想像させる絵画となって、いくつものバリエーションを生み出します。
Kenta SENEKT
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■小林一毅
折り紙をケント紙に貼り合わせた切り絵作品を、紙の質感や貼り合わせた重なり、切れ目を活かしながらプリント作品に落とし込みました。飾りやすいサイズ感とあたたかみのある作品性は、どんな空間にも心地よく馴染みます。かたちの重なりから何を連想するか、どこに飾りたいか、作品が「はなす」きっかけとなり、暮らしを明るく彩ることを願っています。
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「はなす」に漢字をあててみると、「話す/放す/離す」と出てくる。“話す”は言葉による会話を、“放す”は手を放すというように他者との肉体の接触を、“離す”となると物質との距離感を想起させる。対義語に焦点を当てると、“話す”に対する“黙る”は他人の存在を前提として内に篭った印象を、“握る”は“放す”より具体的に他人への信頼や肉体の交信を想起させるし、“離す”に対する“付く”はやはり物質との距離感の違いだ。つまり「はなす」とその対義語は言葉や体、物と常に関係していて、私のそばにある。制作中は家族がよく声をかけにきた。そこには“話す”があり、一方で独りの制作中は“黙る”時間だった。そして“離す”や“付ける”には糊を使った工作的な動作が、“放す”と“握る”にはハサミやカッターなどの道具を関連付けることができる。切り絵もまた「はなす」ことから生まれるのである。
小林一毅
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会場では、FIELの家具や各アーティストのプロダクトアイテムも展示販売しています。新しい年を、新しいインテリアと共に迎えてみてはいかがでしょうか?こちらも合わせてお楽しみください。