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「THINK? ー食は世界の入口だ」
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左:三塚新司《Slapstick》・中央上:関口恵美《両想いの実》・中央下:林七海《Date Ramen Paintings》・右上:常信明子《いろちらし》・右中央:サカイケイタ《命がけ》・右下:森田直樹《レンチン・シアター_オムニバスオムスビアニメーション》
「生活とアートの融合」をテーマに活動する東京・青山のアートセンターSPIRALが展開する、ギャラリー・ショップ・カフェの複合店舗「SPIRAL GARDEN」。「都市の公園」をイメージした店内にて、オープニングを記念し、「食」をテーマにした展覧会を開催します。
生きるために欠かせない「食」は、私たちにとって極めて身近な存在であり、日々の中でその意味を考えることは滅多にありません。
しかし、バナナひとつをとってみても、そこには貿易格差や農薬、プランテーション、労働搾取などグローバルな世界の課題が濃縮されています。また、滑って転ぶ「失敗」の象徴であったり、また差別的なスラングとして用いられたりと、実はさまざな文脈が潜んでいるのです。
本展では、見慣れた食材たちがアーティストの視点によって、意表を突くすがたで登場。私たちの職に対する固定観念を拭い、見慣れた日常を問い直すきっかけを与えます。ユーモラスな作品の数々をお楽しみください。
開催概要
「THINK? ー食は世界の入口だ」
会期
2025.7.31(thu) – 2025.9.30(tue)
*11:00 – 21:00(平日・土曜)
*11:00 – 20:00(日曜祝日)
*最終日のみ19:00まで
*会期中無休
入場料
無料
会場
Spiral Garden(新丸ビル. 4F)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目4-1 新丸ビル. 4F
サカイケイタ
1997年東京都生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。現在は東京および中国を中心に活動。ディスレクシア(読み書き困難)による知覚の特性を出発点に、「認識のズレ」をテーマとした彫刻・インスタレーションを展開している。日常の中のささやかな身体感覚や錯誤を視覚化し、知覚の不確かさをかたちにする。2024年より芦藻彬氏とアーティストユニット「BIT」としても活動。主な個展に「codecode」(KITTE丸の内4F、東京、2021)、「COLORS-色彩変奏曲」(拉姆美術館、中国、2021)、「PLAY–Patapata Nurinuri」(A.R.C生活空間、中国、2022)など。受賞歴に2019年CAF賞最優秀賞、Watowa Art Award 2023準グランプリ・鬼頭健吾賞ほか。2020年クマ財団クリエイター奨学生第4期生。
関口恵美
1988年千葉県生まれ。 2007年千葉県立松戸高等学校芸術科卒業、2011年東北芸術工科大学芸術学部 彫刻コース卒業。
丸太の反っている形の中に、子どもの立ち姿が見えた事から子ども、主に女の子を彫る様になりました。そこに風が吹いている様な、誰かを待っている様な情景を落とし込んで制作しています。手のない姿は言いたくても言えない心情を表しています。
果物の作品では、果実が「実る」と恋が「実る」で同じ言葉を使うことから、恋に焦がれる乙女の心情を果物に閉じ込めて制作しています。気付かれない様に、気になるあの人を見つめる視線を強調しています。
常信明子
2015 東京藝術大学美術学部工芸科 卒業
2017 東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻彫金 修了
<展示歴等>
2025 東風(モルゲンロート/南青山)
2024 Cutting Edge 2024 (大和香林坊店) 個展(銀座三越)
2023 個展(横浜高島屋)Infinity Japan 2023(台湾)
2022 冉冉辰星ー日本新鋭芸術家展(Touch Ceramics Gallery/香港)北京国際当代琺瑯芸術展(北京) 個展(日本橋高島屋)
2021 始点と交点ー<工芸>のモーメント(旧平櫛田中邸/上野)
2020 個展(横浜髙島屋)
2019 ART KAOHSIUNG 2019(台湾)、KOGEI Art Fair Kanazawa (金沢)(22-24年)
2018 個展(MORITAKA/3331 Arts Chiyoda)
2017 個展(日本橋高島屋)、spiral take art collection 2017 『蒐集衆商』(スパイラル/青山)
2016 ジ・アートフェア +プリュス-ウルトラ 2016(青山/スパイラル)
2015 日本七宝作家協会展 日本七宝作家協会会長賞)、卒業制作展 平成芸術賞
林七海
1997年 千葉県生まれ
2019年 静岡大学教育学部芸術文化課程美術・デザイン専攻卒業
2021年 静岡大学大学院教育学研究科学校教育研究専攻美術教育専修修了
主に中世の古典技法である黄金背景テンペラ画を用いて、技法の持つ宗教性や永久性を利用し自身にとっての理想郷や永久化したいものを描き作品を制作している。
三塚新司
スキーパトロール、ライフガード、自転車便メッセンジャーなどを経て、1999 年に東京藝術大学に入学。学生時代から子供番組の放送作家として映像の仕事に携わり、2018 年より作品の発表を始め「疑問の疑問」に基づいた作品として、巨大なバナナの皮の作品を制作。2021年:神奈川県美術展にて県議会議長賞受賞。2022年:第25回岡本太郎現代芸術賞展にて岡本敏子賞受賞。 2023年:経済産業省 地域経済政策事業「ハマカルアートプロジェクト」採択。2024年:六本木アートナイト出展。2025年:大阪・関西万博の経済産業省福島復興展示へ出展。
森田直樹
2000年11月東京生まれ。2023年3月武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。同年4月東京藝術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻へ進学し、現在も在籍中。
テニスコートがない場所に転がるテニスボールや、加熱中の電子レンジに見える照明とターンテーブルのドラマチックな演出。重い荷物を片手で持つより両手で持つ方が楽なことや、綿棒を1本取ろうとしたら複数取れてしまう瞬間など、私たちの生活には「なぜこうなるのだろう」「なぜこう見えるのだろう」と感じる場面があります。これらを観察や見立てを通じて解釈し形にすることで、「日常そのものを見直す視点」を提供することを目指しています。
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