SPIRAL

Where Creativity Comes to Life

石本藤雄展 「蕾 -つぼみ-」

Entrance

青山

2023.06.12(Mon)-2023.06.25(Sun)

#Lifestyle#Art#Event

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日々の暮らしにアートがもたらす、こころが沸き立つような体験。日常に取り入れやすいデイリーアートを提案をしているスパイラルのエントランスでは、石本藤雄展「蕾 -つぼみ-」を開催いたします。

スパイラルでは約3年振りとなる本展では、石本藤雄が過去に制作したグラフィックデザインからインスピレーションを得て、イメージを膨らませた作品「蕾」36点とレリーフ作品などをご覧頂けます。2020年に創作の拠点をフィンランドから日本に移し、道後に新しく構えたアトリエにて制作した作品は、フィンランドで制作した作品とは異なる表情をお楽しみ頂けます。

また、会場では「Mustakivi」による石本藤雄とコラボレーションを行ったタオルや食器などのプロダクトアイテムもご紹介しております。

石本藤雄の貴重な作品の数々を、この機会に是非ご覧ください。

開催概要

石本藤雄展 「蕾 -つぼみ-」

会期

2023.6.12(mon) – 6.25(sun) 11:00 – 19:00

会場

Entrance(Spiral 1F)

注意事項

*混雑時は入場制限や整理券を配布する場合がございます。
*一部の作品は、個数制限をさせて頂く場合がございます。
*展示作品のオンライン販売の予定はございません。

石本藤雄 / Fujiwo Ishimoto

石本藤雄は、愛媛出身のテキスタイルデザイナー・陶芸家です。1974年から2006年まで、フィンランドのライフスタイルブランド・マリメッコ社で働いていた彼は、様々な技法やスタイルを駆使して様々なデザインを生み出し、創意工夫に満ちた400種類以上のデザインは、同社で歴代第2位の功績を残しました。彼のデザインは、自然を題材にしたものが多く、愛媛の原風景が大きな影響を与えています。また、彼は色彩を駆使して様々なムードを作り出す才能を持っており、多くの生地柄がマリメッコの定番デザインの一つとして、今なおリバイバルされ続けています。1989年からは、フィンランドの有名な陶磁器メーカーであるアラビアのアートデパートメントに所属し、草花や果物のレリーフを含む表現力豊かな陶芸作品を多数生み出しました。彼は半世紀の間、日本を離れていましたが、2020年に故郷である愛媛県に戻り、意欲的に創作活動を続けています。

1941年 愛媛県砥部町に生まれる
1960年 東京藝術大学美術学部工芸科に入学 / グラフィックデザインを専攻
1964年 繊維商社の市田株式会社に入社 / 広告デザイナー・アートディレクターとして活躍する
1970年 市田を退社後、ニューヨークやロンドンなどを経てヘルシンキに
マリメッコの関連会社・ディッセンブレに採用される
1974年 「マリメッコ」にデザイナーとして採用される
1989年 「アラビア」で作陶を始める
1990年 最初の個展を開催 / アラビア(ヘルシンキ)
渡米 / ネブラスカ州・オマハで陶の表現を学ぶ
1994年 カイ・フランク賞受賞
1997年 ヘルシンキ市文化賞受賞
1999年 「Nietos」/ アラビア・ミュージアム・ギャラリー(ヘルシンキ)
2001年 「On the road」
/ アモスアンダーソン・アートミュージアム(ヘルシンキ)
2005年 石本藤雄展「四季の大皿」/ TRY(東京)
2006年 「マリメッコ」を定年退職
/ 在籍中に手がけたデザインは400点以上
/ 歴代2位のデザイン数を生み出す
2007年 石本藤雄展「花」/ TRY(東京)
2008年 「Uniflora」/ デザイン・ミュージアム(ヘルシンキ)
石本藤雄展「冬景色」/ TRY(東京)
2010年 フィンランド獅子勲章
「プロ・フィンランディア・メダル」受章
石本藤雄展「布と陶に咲く花」
/ スパイラルガーデン(東京)・三菱地所アルティアム(福岡)
2011年 旭日小綬章 受章
2012年 石本藤雄展「布と陶 – 冬 -」/ スパイラル(東京)
2013年 石本藤雄展「布と遊び、土と遊ぶ」
/ 愛媛県美術館 他(愛媛)
2014年 道後オンセナート 2014にてホテルホリゾンタルに参加
2017年 Mustakivi オープン
「Mustakivi Selection」/ Mustakivi(愛媛)
2018年 「陶と花」/ Mustakivi(愛媛)
石本藤雄展「マリメッコの花から陶の実へ」
/ 愛媛県美術館 他(愛媛)
「蜜柑」/ Mustakivi(愛媛)
2019年 石本藤雄展「マリメッコの花から陶の実へ
– 琳派との対話 – 」/ 細見美術館(京都)
石本藤雄展「マリメッコの花から陶の実へ」
/ スパイラルガーデン(東京)
「2019」/ Mustakivi(愛媛)
2020年 日本に帰国 / 故郷・愛媛県松山市に居を構える
「実り」 / Mustakivi Kolme(愛媛)
2021年 松山市・道後にアトリエをオープン
2022年 「再出発」/ Mustakivi(愛媛)
「蕾 -つぼみ-」/ Mustakivi(愛媛)
「花咲く」/ Mustakivi(愛媛)

Mustakivi / ムスタキビ

Mustakivi(ムスタキビ)は、日本らしいものづくりを大切にしながら、長らくフィンランドで暮らし、活動を続けてきた石本藤雄と共に、改めて故郷である日本に目を向け、見つめなおし、日常の”すがすがしさ”や”よろこび”、未来への“愛着”につながる品々や体験を届けるブランドです。