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POWER OF ART DANCE SERIES VOL.2 上村なおか 森下真樹 「駈ける女」

Spiral Garden

青山

2013.04.27(Sat)-2013.04.29(Mon)

#Exhibition#Art#Event

What’s on

Index

photo:Katsura Komiyama

スパイラルは、4月27日(土) – 29日(月・祝)にかけて、
POWER OF ART DANCE SERIES VOL.2上村なおか 森下真樹 「駈ける女」 を開催します。

■高さ16メートルの吹き抜け 、上階へと続くスロープ 、
槇建築の特徴でもある広々とした空間“アトリウム”で行うダンスシリーズの第2弾

“アトリウム”は、カフェに隣接し、回廊のようなギャラリーに続いて、高さ16メートルの吹き抜けのあるゆったりとした広さが特徴の空間です。そこには、上階の“スパイラルマーケット”へ続くスロープがあり、散歩をするように気軽にアートに触れて欲しい、というコンセプトを象徴した槇文彦の建築です。「POWER OF ART DANCE SE RIES」は この空間を舞台に、「アート」のジャンルの一つとして「ダンス」を年1回のシリーズで紹介することで、より多くの方が気軽にコンテンポラリーダンスにふれることのできる機会を創出していくものです。

■日本のコンテンポラリーダンス界を代表する個性的な3人の女性ダンサー・振付家が競演!

本シリーズ第2弾では、日本のコンテンポラリーダンス界を代表する3人の女性ダンサー・振付家を紹介します。

出演ダンサーには、上村なおかと森下真樹を迎えます。柔らかくしなやかでありながら、揺るがない芯の強さを感じさせる上村なおか。ソロ活動に加え、写真家や照明家、ファッションデザイナーなど異なるジャンルの表現者との共作も積極的に取り組み、作品世界にますます深みを増しています。一方、森下真樹は、歌や演技を織り交ぜた予測不可能、奇想天外なパフォーマンスでユニークかつパワフルな世界観を紡ぎだし、国内外から注目が高まっています。

振付は、二人のダンサーたっての希望により、コンテンポラリーダンス界の「ゴッドマザー」とも称されるダンサー・振付家の黒沢美香が手がけます。

今回が初顔合わせとなる、異なる3つの個性の競演がどのような作品へと昇華するのか、期待が高まります。また、アトリウムの変化に富んだ建築空間を活かし、2階へと続くらせん状のスロープから舞台を見下ろすユニークな鑑賞スタイルも見どころのひとつです。ぜひこの機会に、本公演をご取材下さいますよう宜しくお願いいたします。

開催概要

POWER OF ART DANCE SERIES VOL.2 上村なおか 森下真樹
「駈ける女」

開催日時

4月27日(土)    開演19:00(開場 18:30)
4月28日(日)    開演14:00(開場 13:30)
4月29日(月・祝)    開演14:00(開場 13:30)

会場

スパイラルガーデン(スパイラル 1F)

ダンサー

上村なおか
森下真樹

振付

黒沢美香

衣装

萩野緑
音響:サエグサユキオ 舞台監督:河内崇 宣伝美術:杉 怜

照明

木藤歩

音響

サエグサユキオ

舞台監督

河内崇

宣伝美術

杉怜

お問い合わせ

スパイラル

主催

株式会社ワコールアートセンター

企画制作

スパイラル

制作協力

Dance in Deed!

photo:masatoshi kaga

上村なおか

金沢市生まれ。お茶の水女子大学舞踊教育学科卒業。バレエから始まったダンスの好奇心は木佐貫邦子・笠井叡両氏への師事とともに、尽きることなく現在も進行中。自作のソロダンスを始め、様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションや劇場以外の場所での発表も多く、その意欲的な挑戦と成果に対して第36回舞踊批評家協会新人賞を受賞。近年は国内外での精力的な活動とともにワークショップを通じて「身体の発見と冒険」を実践中。現在、桜美林大学総合文化学群などで講師を務める。

photo:427FOTO

森下真樹

幼少期に転勤族に育ち、転校先の友達作りで開発した遊びがダンスのルーツ。10か国30都市以上でソロ作品を上演するほか、長塚圭史演出作品の振付や矢野顕子(yanokami)ライブへの出演などジャンルを超えた活動を展開中。また、100人いたら100通りの顔や性格があるようにダンスがある!をモットーに幅広い世代でワークショップを開催。周囲を一気に巻き込み、独特な「間」からくる予測不可能、奇想天外な動きで展開されるワールドが特徴。04年横浜ダンスコレクション2004ソロ.デュオにて横浜市芸術文化振興財団賞、05年東京コンペ♯2にて優秀賞を受賞。

photo:nogisumiko

黒沢美香

横浜生まれ。5歳から舞踊家の両親(黒沢輝夫、下田栄子)のもとでモダンダンスを習う。1982 – 85年NYに滞在。当時のNYダウンタウン・ダンスシーンをリードする振付家の作品を踊り、国内外の公演に参加する傍ら、ジャドソン・グループのポスト・モダンダンスに衝撃を受ける。

帰国後は、日本におけるコンテンポラリーダンスのパイオニアとなって日本のダンス界の幅を広げる活動を行い、「黒沢美香&ダンサーズ」、ソロダンス『薔薇の人』シリーズを進めながら、最近は踊る大学教授陣「ミカヅキ会議」を結成。子どもの文化芸術体験事業や社会・地域連携プログラム等に参加。舞踊コンクール第1位、新人賞、優秀賞、舞踊批評家協会賞、日本ダンスフォーラム賞、ニムラ舞踊賞など受賞。

POWER OF ART DANCE SEIRIES VOL.1
黒田育世「うみの音が見える日」 公演風景
Photo: Katsuhiro Ichikawa

■POWER OF ART DANCE SERIESとは

ダンサーに焦点をあて、スパイラルの象徴的スペースである吹き抜けの空間「アトリウム」を舞台とし、2012年3月にスタートしたダンスシリーズ。ダンサーと振付家、そして見る側もじっくりとダンスに向き合う場を提供します。VOL.1では、ダンサー・振付家の黒田育世を紹介しました。

会期

2012年3月27日(火) – 28日(水)

会場

スパイラルガーデン(スパイラル 1F)

振付・構成

笠井叡

出演

黒田育世

朗読

尾崎若菜、川上晶子、山口奈緒子

音楽

松本じろ

衣装

萩野緑