SPIRAL

Where Creativity Comes to Life

菅 木志雄 「有でもなく無でもなく」

Spiral Garden

青山

2022.06.29(Wed)-2022.07.11(Mon)

#Exhibition#Art#Event

Art & Exhibition

Index

《積層空間》Layered Space 1968 / 2021 「菅木志雄展 〈もの〉の存在と〈場〉の永遠」(岩手県立美術館)展示風景より ©︎Kishio Suga, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

この度、60年代末~70年代にかけて起きた芸術運動「もの派」の主要メンバーであり、戦後日本美術を代表するアーティスト、菅木志雄の個展「有でもなく無でもなく」を開催いたします。
菅は毎年精力的に個展を開いていますが「同じことはやらない」ように毎回異なる関心を持っています。本展では、「有でもなく無でもなく」、「ものは定まった存在でなく(空)、常に変化し続けている」ことに着目し作品を展開。壁面の立体作品含め全て最新作で発表します。
世界はもっと果てしないが、認識しないと世界は見えない。菅は、私たちが見過ごしがちな側面に根源的な気づきをあたえ、アートという方法を用いて世の中に問いかけ続けています。

本展に際し、次のアーティスト・ステートメントを記しています。

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<有でもなく無でもなく>
そこにモノがあれば、特に意識しなくても目に入る。目に入ったモノを何かの用途で使用しようとする考えがあれば、よくそれを確認するだろう。その上で使えるものであれば、手にとったり、さまざまな方向や角度から、それを見るなり、ながめたりする。自分が考える用途にあうかどうかである。実体物である以上、<モノ>の存在性や実在感が思考の前面にでてくる。そのような状態で、とりあえず<これは、いけるかもしれない>と感じるまで身近におく。そして自分の意識の中に自然におさまるようになるまで待つ。待っている間にモノの存在など忘れてしまうことだってあるし、自分が必要とするリアリティーが失われてしまうことだってある。モノとはそういうものである。だからいつでも<無の状態>を想定していなければならない。それゆえあらかじめどんな周囲性によって支えられているか見きわめる必要がある。しかしどんな場合でもモノに固執してはならない。モノはいつでも人の知覚とはちがう流れの中にあるからである。モノは人に対応しているのではなく、有の無の領域に対応しているのである。 菅 木志雄

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菅 木志雄 作家ホームページ

開催概要

菅 木志雄 「有でもなく無でもなく」

会期

2022.6.29(wed) -7.11(mon) 11:00-20:00

会場

スパイラルガーデン (スパイラル 1F)
東京都港区南青山5-6-23

入場料

無料

主催

小山登美夫ギャラリー

会場協⼒

株式会社ワコールアートセンター

催事に関するお問合わせ先

小山登美夫ギャラリー
TEL: 03‒6434‒7225

【関連イベント】InstaLive
会期中、展覧会会場より出展作品をご紹介するインスタライブを開催!
配信日時:7月5日(火)10:30- (予定)
配信アカウント:@spiral_jp (スパイラル公式アカウント)

【同時開催】小山登美夫ギャラリー
会期:2022.6.11(sat) -7.9(sat)
休廊日:日月祝休
開館時間:11:00-19:00
入場無料
http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/suga2022/

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