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スティーヴン・ムシン展 「Now, If, What, Then ‘Farming Tokyo ーみんなとつくるまち’ 」
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オーストラリアのメルボルンで活動しているアーティスト、スティーヴン・ムシンの日本初個展。
持続可能な未来へ向けて自身の壮大な想像力とリサーチから得た実データを基にユニークなシステムを提案し、難しく捉えがちな環境問題を皆で考えるきっかけを創出するスティーヴン・ムシン。彼が予測する未来のまちには、牛が自ら出すメタンガスを動力とする気球で飼育されていたり(画像上)、恐竜のような巨大なコンポストマシンが歩いていたり、奇抜で大げさなアイデアにも聞こえますが、彼の作品の特徴は、理論上実現が可能な範囲で構想されている所にあります。
今回展示したドローイング作品は、元来のテーマである食物連鎖や自然エネルギーの利活用のアイデアに、東京の食文化や生活スタイルなど地域に根付いた知見を取り入れるため、東京農業大学の学生とのワークショップを繰り返し行ない制作しました。また、ドローイング作品をインスピレーションの源とし、今度は来場者が創り手となって会場に設置された壁面に未来の東京を創りあげるワークショップを開催し、会期の終わりには、皆の想いが詰まったまちのインスタレーションが完成しました。
開催概要
スティーヴン・ムシン展
「Now, If, What, Then ‘Farming Tokyo ーみんなとつくるまち’ 」
会期
2014 年8月18日(月)ー 8月31日(日)11:00 ー 20:00
会場
スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
入場料
無料
主催
株式会社ワコールアートセンター
企画制作
スパイラル
企画協力
Kathryn Hunyor (Art Waku Waku)
特別協力
東京農業大学農学部農学科作物生産分野作物学研究室平野ゼミ/植物保護分野昆虫学研究室長島ゼミ、グラフテック株式会社
テクニカルディレクション
山元史朗
‘Farming Tokyo’に向けてー
オフィスと養鶏場が一体となったビルの壁面を上下する焼鳥屋は、屋上で育てている鶏に人が出す生ゴミをあたえ、食べごろになった鶏を太陽光で焼いていたり(『クライミング焼鳥バー』)、移動式トイレである巨大なコンポストロボットは、人の排泄物を蓄え、それを肥料にしてお腹で果物を栽培していたり(『コンポストザウルス』)、昼は魚とわさびを夜は魚のエサとなる幼虫を育てるサシミの自動販売機があったり(『サシミ自動販売機』)、未来の東京には、人が出すゴミや生き物の排泄物を利用して、空中、屋上、地上そして地下どこででも作物の採取が可能なシステムを搭載した全自動マシーンがそこかしこに生息しているかもしれません。
‘Farming Tokyo’は、魚、昆虫、鳥、豚、牛そして人間など全ての生き物の最高のすみかで、食のジャングルと化している東京の未来の姿を考えるアートプロジェクトです。
あなたが考える未来のまちはどういったものですか?下水道できのこ栽培計画?! 生き物たちのパラダイスとなるビ
ルの屋上?! さあ、あなたのイマジネーションを無限に引き出し、未来のまちを一緒につくろう!
ーStephen Mushin
アーティストと一緒に考える、未来の東京
東京農業大学でのワークショップの様子


Stephen Mushin / スティーヴン・ムシン
オーストラリア・メルボルン在住。エコロジーで持続可能な未来都市を
テーマに、子どもとのワークショップを通じたインスタレーションや
ドローイング、パペットワークなどさまざまなメディアでサステナブル
かつ、楽しげな空想未来を描く。
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