SPIRAL

Where Creativity Comes to Life

「 声」にまつわる森本千絵展

Spiral Garden

青山

2013.12.18(Wed)-2013.12.26(Thu)

#Exhibition#Art#Event

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森本千絵が描き出すもうひとつの「声」の世界

12月18日(水)から26日(木)までスパイラルホールで開催する演劇公演「声」(作:ジャン・コクトー、演出:三谷幸喜、出演:鈴木京香)で舞台美術を手掛ける森本千絵。

本展では、この戯曲にインスピレーションを得て、豊かに広がる「声」にまつわる森本千絵の世界を、写真家の上田義彦、音楽家の高木正勝、開発ユニットAR三兄弟ら気鋭のアーティストが表現。そして、三谷幸喜、鈴木京香の協力も得て創り上げていきます。

また、スパイラルのエントランスでは、12月7日(土)から森本千絵が「声」をモチーフにデザインしたクリスマスツリーや、大切な人へのメッセージを吹き込むことができる電話機型のインスタレーションが展覧会に先駆けて登場します。

ひとからひとへ、想いを繋ぐ「声」。森本千絵がクリスマスにお届けするもうひとつの

「声」の世界にご期待下さい。

開催概要

「 声」にまつわる森本千絵展

会期

会期|2013年12月18日(水) – 26日(木) 11:00 – 20:00 ※20日 – 24日は21:00まで

会場

スパイラルガーデン(スパイラル 1F)

入場料

無料

主催

「声」にまつわる森本千絵展実行委員会

協賛

凸版印刷株式会社

協力

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

企画制作

シス・カンパニー、スパイラル

企画制作

シス・カンパニー、スパイラル

企画協力

goen°

お問い合わせ

スパイラル

森本千絵

goen°主宰、コミュニケーション・ディレクター。

1976年、青森県三沢市生まれ。祖父の仕事場のあった三沢基地付近で幼少期を過ごす。祖父の仕事場(仕立屋)で、布とはさみを使いコラージュ作りをはじめる。武蔵野美術大学卒業後、博報堂を経て、「出逢いを発明する。夢をカタチにし、人をつなげていく。」を掲げ、goen°設立。企業広告(グラフィック

デザイン、CMの企画・演出)はもとより、松任谷由実らミュージシャンのアートワーク、保育園や動物園のディレクションなどを手がける。日経ウーマンオブザイヤー2012、伊丹十三賞など、多数受賞。

展示作品について

■「声」の舞台美術を手掛けるにあたり、森本千絵自身が描いた企画書の原画
■AR三兄弟による、「声」をモチーフにしたインスタレーション
■写真家・上田義彦が森本千絵の原画をもとに、その世界観を撮り下ろし た写真作品
■音楽家・高木正勝による音楽と、来場者の声が再構成され、108 個の受話器から降り注ぐ大型のインスタレーション≪受話木≫
■【12月7日(土) – スパイラル エントランス 】
・「声」をモチーフに森本千絵がデザインしたクリスマスツリー
・ 受話木と連動し、来場者がメッセージを吹き込むことができる電話機型のインスタレーション

「声」の舞台美術と本展

「声」の舞台美術と本展

本展を開催するきっかけの一つとなった舞台美術の企画書。これは、森本千絵が舞台美術を手掛けるにあたり、「声」から受けたインスピレーションを手描きのイラストと短い言葉で綴った20ページほどの冊子でした。そこに描かれていたのは、女の目に映る世界そのものであり、脚本の外で連綿と紡がれてきたひとりの女の人生です。

女がどんな時を過ごしてきたのか。どのくらい男を愛しているのか。

本展では、物語の奥深くへと入り込み、そこに広がる豊かな世界を私たちに見せてくれる森本千絵の圧倒的な表現力を、企画書の原画と、豪華なアーティストたちとの競演により感じていただくことができるでしょう。

■シス・カンパニー公演 ジャン・コクトー×三谷幸喜×鈴木京香「声」

たった一人、心から血を流しながら、女は電話に語り続ける・・・

滑稽なほど狂おしく、凄絶なほど美しく

演出:三谷幸喜+出演:鈴木京香が挑む、ジャン・コクトーの愛の世界

≪「声」という作品について≫

20世紀最大の芸術家ジャン・コクトーによるモノローグ劇。一幕もの、室内のみという設定で、登場人物は女性一人だけ。「たったひとり、心から血を流すような」極限状況にある女性が、電話の向こう側にいるかつての恋人に、叶わない愛への執着・絶望・悔恨・嫉妬・悲哀を 、「電話を通した声」だけでぶつけていくシンプルかつ劇的な物語 です。

公演日程

2013年12月18日(水) – 26日(木)

会場

スパイラルホール(スパイラル 3F)

ジャン・コクトー

演出

三谷幸喜

出演

鈴木京香

舞台美術

森本千絵

お問い合わせ先

シス・カンパニー

上田義彦

写真家。代表作に、ネイティブアメリカンの神聖な森を撮影した『QUINAULT』、前衛舞踏家・天児牛大のポートレイト集『AMAGATSU』、自身の家族に寄り添うようにカメラを向けた『at Home』、東京大学総合研究博物館の標本を撮りおろした『CHAMBAR of CURIOSITIES』、ミース・ファン・デル・ローエの建築群を撮影した『MIES VAN DER ROHE』などがある。2012年2月、屋久島で撮り下ろした森の

写真『Materia』を発表。以降、Materiaシリーズとして自身が主宰するGallery916で発表し続けている。2013年11月、Galerie taménaga Franceにて個展を開催。

高木正勝

自ら撮影した映像の加工やアニメーションによる映像制作と、長く親しんでいるピアノを中心に用いた音楽制作の両方を手掛けるアーティスト。国内外のレーベルからのCDやDVDリリース、美術館での展覧会や世界各地でのコンサートなど、分野に限定されない多様な活動を展開している。

オリジナル作品制作だけでなく、デヴィッド・シルヴィアンのワールドツアーへの参加、UAやYUKIのミュージック・ビデオの演出や、芸術人類学研究所、理化学研究所、Audi、NOKIAとの共同制作、CM音楽など、コラボレーション作品も多数。2009年のNewsweek日本版で、「世界が尊敬する日本人100人」の1人に選ばれるなど、世界的な注目を集めている。

AR三兄弟

最先端技術を使ったり使わなかったりして、テレビ・音楽・演劇・映画・アート・お笑い・アイドル・書籍・玩具・ファッションなど、さまざまなジャンルを拡張している。
発明マネジメント会社(トルク)設立とともに、次は産業ごと文明単位で拡張しようと、あからさまに目論んでいる。最新作に、真心ブラザーズMV『消えない絵』、BUMP OF CHICKEN『BOC-AR』、コカ・コーラ『自販機AR』、『情熱大陸』などがある。

佐々木尚

多摩美術大学在学中、美術監督木村威夫氏と出会い、映画界に入る。

フリーランスの美術助手として、篠田正浩監督「写楽」、岩井俊二監督「スワロウテイル」、クェンティン・タランティーノ監督「KILL BILL」他多数の映画作品に参加。1999年、塚本晋也監督「双生児」で美術監督デビュー。「スキヤキウェスタンジャンゴ」でシッチェス・カタロニア映画祭最優秀美術監督賞、毎日映画コンクール最優秀美術監督賞受賞。近作には大根仁監督「モテキ」、村上隆監督「めめめのくらげ2」など。映画のみならず、CM、ミュージッククリップ等でも幅広く活躍している。

上岡祐司

1975年生まれ。ベビーベッドから棺桶まで、想像を木で表現する造形家。主に木を素材としているが、時には金属やコンクリートや拾ったゴミなどを使用し、店舗内装、オリジナル家具、オブジェなどジャンルレスに制作している。森本千絵氏とは、数多くの制作を共にしている。

鈴木京香

宮城県仙台市生まれ。大学在学中からモデル活動を開始し、1989年に女優デビュー。1991年NHK朝の連続テレビ小説「君の名は」のヒロイン役で全国的な人気を獲得。その後、シリアスドラマからコメディまで幅広い役柄を演じられる稀有な美人女優として人気を高める。映画「39刑法第三十九条」でブルーリボン賞主演女優賞、キネマ旬報賞主演女優賞、映画「血と骨」で日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞。
11/9公開の三谷幸喜監督の映画「清須会議」に出演。NHK総合「鈴木京香が伝えるこころフォト」が毎週水曜19:56~ほか随時放送中。また、初めてのエッセイ集「丁寧に暮らすために。My favorite A to Z」(講談社刊)が12/13より発売される。

三谷幸喜

1961年、東京都出身。日本大学芸術学部演劇学科在学中の‘83年に、「東京サンシャインボーイズ」を結成。劇団活動と並行して放送作家としても活動し、’80年代後半から深夜枠のドラマ等で注目される。’90年代より脚本を手がけたTVドラマが次々と大ヒットを記録。以降、劇作家、演出家として多くのプロデュース公演で作品を発表。最近では、“生誕50周年大感謝祭”と自ら銘打った2012年に上梓した小説『清須会議』の映画を監督。その活動は多忙を極めているが、チェーホフ作『櫻の園』、英国のロナルド・ハーウッド作『ドレッサー』、ニール・サイモン作『ロスト・イン・ヨンカーズ』など、既存作品の演出にも精力的に取り組んでいる。

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