静岡の伝統的な駿河和染で染職人として5代目の鷲巣恭一郎氏が開発する、静岡の特産品である「お茶」の製造工程で出る商品にならなかった部分を染料として使う「お茶染め」の文化を、気鋭のデザイナー小林一毅氏が弟子入りして習得。彼らの過ごす3日間を丹念にドキュメントして、その様子を介して学びの嗜好の強い旅の求道者を見出すための、新しいツーリズムを提案。 本事業は、ウィズコロナ時代を見据えた旅の提案を行う事業の一環で行われました。
小林一毅の体験
お茶どころである静岡において、使用されず廃棄される茶葉を使って染め物を行う工房Washizu.に2泊3日で弟子入り。密度の濃い時間共有を経て、職人×クリエイターがいかにして理解を深め、新たな価値を生んでいくかという様子をドキュメント化、映像化。この様子をプロトタイプ化した旅行商品造成によって、ウィズコロナ時代の旅のあり方を追求、潜在的な次なるカスタマーへのアプローチを試みた。
ものづくり産地としての静岡の魅力
家具や指物、漆塗り、雛人形という静岡の伝統工芸を語るためには、江戸時代の大御所、徳川家康公の時代まで遡らなければならない。
徳川家康公が駿府城の築城、さらに徳川家光公が浅間神社を造営する際に、日本全国から名工たちを集めたのが始まりと言われている。優れた技の大工や漆職人たちが、工事が終わった後に、静岡の住みやすさが気に入り住みついたことが静岡の木工産業の発展へとつながった。
※本事業は文化庁「2021年度 ウィズコロナに対応した 文化資源の高付加価値化促進事業」採択事業として立ち上げいたしました。
公式サイト
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