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『鏡の向こう見えない私の顔』
コンテンポラリー・パンク・オペラ
2026年1月9日(金)から11日(日)にかけて、演出家・川口智子による6年ぶりの新作『鏡の向こう見えない私の顔』を上演します。会場は東京・表参道、生活と文化が交差し自由な表現が飛び交うスパイラルホール(スパイラル3F)です。
本作は、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの小説『鏡のなかの鏡——迷宮——』に着想を得ています。作家たちによって紡がれた言葉、そこに宿る重層的なイメージ。描くために動かし続けた身体とそれを読む私たち。
世界にこだまし続ける無数の声を音楽と共に反響させながらブリコラージュすることで、鏡の中を覗き込んだ一人の人間が抱くドラマを、現実を乱反射するフィクション——私/あの人へと立ち上げます。
ある日、私は全力をふりしぼったすえに起きあがることができた。
私は正面の壁にかかっている鏡に映った自分の姿を見たいと思った。
私はゲットー以来、自分の顔を一度も見ていなかったのである。
鏡の底から、ひとつの屍体が私をみつめていた。
私の目のなかのその屍体のまなざしは、そののち片時もの間も私を離れることがない。
ーーエリ・ヴィ―ゼル「夜」(村上光彦訳『夜・夜明け・昼』1984年、みすず書房)より
言葉が鏡合わせになり過剰に重ねられるとき、歌となって新たな響きを持ち始める。何かと何かの狭間で身動きが取れなくなってしまった誰かの言葉たちによって、世界を編み直すコンテンポラリー・パンク・オペラ!
開催概要
『鏡の向こう見えない私の顔』
日時
2026年1月9日(金) 19:30
2026年1月10日(土) 13:00 / 18:00
2026年1月11日(日) 13:00
※受付開始・開場は開演の30分前会場
スパイラルホール(スパイラル 3F)
チケット料金
一般:5,000円
U25: 3,000円
中学生以下:500円
障害者割引:3,000円
当日券: 5,500円
※全席自由・税込予約方法
受付期間
チケット発売:2025年11月1日(土)12:00 – ※上限に達し次第受付終了
イベントサイト
問い合わせ
公演に関するお問い合わせは、下記メールアドレスまでご連絡ください。
info.tomococafe@gmail.com
留意事項
・一般・U25チケットは事前精算、障害者割引・中学生以下チケットは当日精算でのご案内となります。
・U25チケット・中学生以下チケットをご購入・ご予約の方は、公演当日に受付で証明書のご提示が必要です。確認できない場合は一般料金での金額をお支払いいただきます。
・障害者割引チケットをご予約の方は、公演当日に受付で証明書(障害者手帳等)のご提示が必要です。また、同伴の介助者1名に限り無料でご入場いただけます。
・当日券は割引適用外・一律料金でのご案内となります。
・やむを得ぬ事情により、記載内容・公演情報等に変更が生じる場合がございます。
・ご来場前に必ず公演の注意事項と最新情報をご確認ください。
演出・テキスト
川口智子
音楽・出演
鈴木光介
出演
石川朝日
出演
石倉来輝
クレジット
演出・テキスト
川口智子
音楽・出演
鈴木光介
出演
石川朝日
出演
石倉来輝
照明
横原由祐
照明
是安理恵
音響
池田野歩
衣裳
藤谷香子
技術協力
藤堂真也
演出助手
森部璃音
舞台監督
守山真利恵
ドキュメンタリー撮影
北川未来
記録写真・映像
遠藤晶
宣伝美術
太田裕介
制作
中條玲
制作
佐藤瞳
協力
田中峻
協力
大津海人
会場協力
株式会社ワコールアートセンター
助成
アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成(単年助成)]芸術創造活動
企画・主催
合同会社絶対的 / 川口智子
川口智子(かわぐち・ともこ)
演出・テキスト
演出家。ジャンルを問わず、劇場(ストリートも含む)演出を手掛ける。自身のプロデュースによる代表作はコンテンポラリー・パンク・オペラ『4時48分 精神崩壊』(作:サラ・ケイン、音楽:鈴木光介、2020年初演)。念願のイギリス公演。地域の劇場との作品づくりに数多くに取り組み、主な演出作品にくにたちオペラ『あの町は今日もお祭り』(台本:多和田葉子、作曲:平野一郎、2022年国立市初演)、ミュージカル『回転木馬』(2023年四日市市)、「劇場留学~『モモ』と時間の旅~」(2025年小田原市)など。
鈴木光介(すずき・こうすけ)
出演・音楽
音楽家。1979年、茨城県生まれ。2000年より劇団「時々自動」に参加、以降の本公演全てに出演、作曲・演奏・ダンス・パフォーマンスその他諸々を担当。トランペット、キーボード、口琴、ウクレレ、パーカッション等様々な楽器を演奏するマルチプレイヤー。2012年頃より外部舞台音楽等も手がける。近年の主な音楽監督作品には、ナイロン100℃『江戸時代の思い出』(24)、座・高円寺『夏の夜の夢』(24)、日生劇場ファミリーフェスティバル『あらしのよるに』(24)などがある。
©︎Ishikurariki
石川朝日(いしかわ・あさひ)
俳優。1995年生まれ、穴の世代。Dr.Holiday Laboratory。野田秀樹に会いたくて多摩美に入学、だが中退、そして渡仏。ジャックルコック国際演劇学校に入学。仏語、授業、ギリギリ、3畳の元・女中部屋、素パスタ、鶏肉に湧いた蛆、ああ!フランスの風。2年ここに生きた!苦しかった。なぁんにもわからなかった。楽しかった。言語が消えたサイレントブレインのため帰国し、浦島太郎に。浮遊したまんま。ルコックと日本演劇の大きなギャップ&コロナ禍でまさに迷子。よし、歩こう。伊勢神宮への道中、鹿の親子は、私が何時間も何千歩もかけて歩いてきた道を、2歩でゆく。もう見えない。『神秘的』。私は踏み出す。この一歩一歩で母から遠ざかっていく。歩行者。
©︎Ishikurariki
石倉来輝(いしくら・りき)
1997年10月18日産まれ、東京都出身の俳優。
演出やテキスト協力、衣装製作として作品創作に関わるなど、横断的に活動を続けている。
主な参加作品に、SPAC『高き彼物』、チェルフィッチュ『「三月の5日間」リクリエーション』、夏の日の本谷有希子『本当の旅』、快快『ルイルイ』、森栄喜×石倉来輝『合言葉/Sweet Shibboleth』、ゆうめい『姿』、木ノ下歌舞伎 『桜姫東文章』、マヒトゥ・ザ・ピーポー監督 映画『i ai』などがある。
次回作に、KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』への出演が控えている。
横原由祐(よこはら・ゆう)
日本大学芸術学部卒業後、照明家齋藤茂男に師事。シアタークリエイションに9年間所属した後独立しフリーの照明デザイナーとして主に活動。近年の作品として2023年「カストリ・エレジー」(シライケイタ演出)第43回日本照明家協会協会賞舞台部門奨励賞受賞。近年の照明デザインの作品として、2025年「劇場留学〜『モモ』と時間の旅〜モモ」(川口智子演出)、「花と龍」(長塚圭史演出)、「ポルノグラフィ レイジ」(桐山知也演出)、「リンス・リピート」(稲葉賀恵演出)、「ヴォイツェク」(小川絵梨子演出)、2024年「リア王」(ショーンホームズ演出)などがある。
池田野歩(いけだ・のぶ)
埼玉県出身。大学在学時より音響・舞台映像を始め、飴屋法水、生西康典の舞台作品や展示作品などに数多く参加。リトルモア地下、西麻布SuperDeluxeのスタッフを経て、フリーランスに。舞台のサウンドデザインを中心に、インスタレーションの音響設計、ライブPA、MAなど垣根なく手掛ける。自然と触れ合った時に出会えるような感性と、豊かな言葉を併せ持つ音の表現を目指している。
藤谷香子(ふじたに・きょうこ)
衣裳家
快快(FAIFAI)所属。
多摩美術大学在学中より衣裳家として活動を始め、国内外の演劇、ダンス、オペラ、コンサート、現代美術の作品や芸術祭でのパフォーマンス作品に参加し多岐にわたる分野で活動を行う。その他では宣伝衣裳、美術館でのWS、講師として授業も行う。近年では岡田利規の演劇作品、金氏徹平の現代美術作品、角銅真実など音楽家へのスタイリング、近藤良平×永積崇(ハナレグミ)「Great Journey」シリーズに参加。
藤堂真也(とうどう・まさや)
1999年生まれ。2025年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。建築設計を本業としつつ、見たことのない現象やかたちを生み出すべく、コンピューテーショナル・デザインやデジタル・ファブリケーションの知見を活かしながら作品制作や研究を行う。また空間や物体に宿る現象や紐づく情報といった、鑑賞行為を引き起こす《演出》の由来に関心をもち、インスタレーション制作や3Dスキャン技術を用いた表現の制作を通じて探求を行っている。主な受賞に、第18回コロキウム構造形態の解析と創生 形態創生コンテスト 最優秀賞(2023)、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻長賞(2024)など。
森部璃音(もりべ・りお)
2019年-2023年 SPAC(静岡県舞台芸術センター)演出部所属
2024年-フリーランス[演出部/舞台監督/演出助手]として活動中
守山真利恵(もりやま・まりえ)
技術監督・舞台監督。静岡県舞台芸術センター演出部を経て、2020年から文化庁の派遣によりロシア・ペテルブルクで研修。2021年にウクライナ侵攻を受け帰国。以降、岡田利規、小泉明郎、倉田翠など、幅広いアーティストの作品に舞台監督として参加。また、多くの国際共同制作や国際フェスティバル参加作品の技術監督・テクニカルコーディネーターを担う。チェルフィッチュ技術監督、国際芸術祭あいち2025テクニカルディレクター(パフォーミングアーツ)。
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