SPIRAL

Where Creativity Comes to Life

utopia & chaos

Entrance

青山

2018.02.26(Mon)-2018.03.13(Tue)

#Exhibition#Art#Event

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MINA-TO(スパイラル 1F)では、様々な事象が同時多発する混沌とした日常生活の中からモチーフを抽出し、各々が考える理想の世界:ユートピアを表現するアーティスト、クスミエリカ、久野彩子、南條俊輔フランソワ、榊原澄人ら 4 名による展覧会「utopia & chaos」を2018年2月26日-3月13日に開催いたします。

「理想郷」と訳され、現実からかけ離れた理想社会を意味するユートピア。夢を叶える場所のような響きを持つ一方、理想を提示することで、現実世界の事実や批判を鋭く浮き彫りにしているとも言えます。本展で紹介する作品は、美しくイマジネーションに溢れた理想的な世界を表現しているかのようにも見えますが、作品内のオブジェクトや風景に目を凝らすとその裏に隠されたカオスの共存に気付かされることでしょう。

本人が撮影した風景やオブジェクトを切り出し、デジタルコラージュでシュルレアリスティックな世界を築くクスミエリカ。彫金で大都市東京の姿を緻密に浮かび上がらせる久野彩子。温度によって色彩が変化する技法(サーモクロミックペインティング)を用いて日常の一コマを描き、静寂とも読み取れるこのシーンの裏側に何があるのか、鑑賞者の想像を掻き立てる南條俊輔フランソワ。そして、混沌の中に共存するユートピアとディストピアを映像作品で表現する榊原澄人。

 

理想郷と混沌。アーティストたちが描き出す世界に見え隠れする本質にこそ、私達のリアルな姿を感じることができるかもしれません。この機会に是非ご覧ください。

開催概要

utopia & chaos

会期

2018年2月26日(月)- 3月13日(火)
11:00-20:00 会期中無休

会場

Entrance(Spiral 1F)
東京都港区南青山 5-6-23
※現在、MINA-TOより名称変更しました。

出展作家

クスミエリカ Erika KUSUMI

1982年生まれ。北海道札幌市出身・在住。フリーランスのフォトグラファー、ウェブデザイナー業務の傍ら作家として活動し、様々な企画への出展、個展を開催。自身が体験した“現実”を記録し、時間も空間も異なる写真を幾層にも重ね合わせ、デジタル処理を施した「デジタルコラージュ」作品を制作。写真以外の素材は一切使用せず、全て自身で撮影した写真のみを用いている。衰退・死・破壊から、誕生・再生へと変容する狭間や、夢のように断片化した人々や生物の意識の可視化を試みる。誰もが目にすることが可能な現実の風景を再構成することで、非現実な世界でありながらも、それがいま我々が生活する日常の延長線上、あるいは平行線上に存在する世界であることを表現する。

久野彩子 Ayako KUNO

1983 年生まれ。ロストワックス精密鋳造技法を用いて原型をシルバーや真鍮などの金属に置き換え、形を作る。金属でつくられた小さなパーツが集まり、大きな形を作る様は、私たちが住む都市をさまざまな視点からとらえたものである。現代の都市空間の混沌とした様相はネガティブに捉えられがちだが、じわじわと増殖していくように変化する都市の姿は、全体が静かにうごめくひとつの大きな生命体のように見え、それは生まれてからずっと東京に住んでいる久野彩子にとって魅力的な存在である。近年は、様々な若手のコンペティションで受賞し、高度な技法による精緻な表現力で高い評価を得ている。

南條俊輔フランソワ Shunsuke François NANJO

1981 年東京生まれ。ベルギー・ブリュッセル在住。COMPOSIT COLLECTIVEメンバー。「ユートピア」と、それから拡張された「ヘテロトピア」(物体や建築を含む人間の記憶とそれを取り巻く環境)という 2 つの概念に興味を持つ。南條は、ユートピアとは、幅広く解釈できる便利な言葉であり、今日では本来の意味が洗い流されてしまっているようだが、過去に人間はアートを通じて常にユートピアを表現しようとしていたと強く信じ、研究者や航路製作者が手探りでその結果を導き出すように、自問自答を繰り返し、自身が考えるユートピアの表現を試みている。マルチメディア美術館(ロシア)、ベンカブ博物館(フィリピン)でのパフォーマンスジャムなど、国際的に活動している。

榊原澄人 Sumito SAKAKIBARA

1980 年生まれ。北海道浦幌町出身。長野県在住。幼少を北海道十勝で過ごす。15 歳で渡英後、文化庁海外派遣生を経て、Royal College of Art(英国王立芸術大学院大学)/MA Animation 科を卒業。2006 年 La maison des auteurs(アングレーム市)、2007 年韓国 Sai Comics のアーティストレジデンスを経て、現在長野を拠点に作品を制作している。時間の圧縮、ルーティーン(反復)、モチーフの変形というアニメーションの特性を巧みに織り込み、俯瞰した視線と、絵巻物のように進む作品は、人間はとても愚かで滑稽で残酷だけれど、とても美しいと教えてくれ、表面では別々だけれど、海での氷山のように、水面下はすべて繋がっているようなメッセージを感じさせる。

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