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福留春菜 個展 「コンビニエンス・セラピー」
Index
コンビニエンス・セラピー #1
コンビニエンス・セラピー #2
Spiral Art Gallery 名古屋松坂屋では、3月4日(水)から4月14日(火)まで福留春菜の個展「コンビニエンス・セラピー」を開催いたします。
福留春菜は、陶を主な素材に、レリーフや壺、花器などの立体作品を制作しています。
土を「焼き付ける」という行為を通して、日常のなかでふと湧き上がる刹那的な感情や、言葉にならない違和感、記憶の断片をかたちにしてきました。
本展では、InstagramをはじめとするSNSから着想を得た《archiブス》(アーカイブス)シリーズを中心に、そこから派生して生まれた新作シリーズ《コンビニエンス・セラピー》を発表いたします。
SNSは、人の優しさと醜さ、承認と嫉妬、孤独とつながりが同時に交差する場所です。福留は、そうしたSNS上の感情のやりとりや人間の二面性、そして画面越しに得られる一時的な温もりを、表現します。
消えていくかもしれない投稿や感情を、土に刻み、かたちとして残すこと——
本展は、現代における“手軽なセラピー”としてのSNSと、私たちの内面を静かに見つめ直す試みです。
名古屋での初めての個展を、是非ご覧ください。
Artist Message
SNSのことは嫉妬が交差する醜い場所だと思っていた。
人の本性が垣間見えて、投稿する自分自身のこともすごく客観的に見えて、
できるだけみたくないと思って「archiブス」をつくった。
しかしながら部屋で孤独を感じる度に、SNSやチャットGPTに温もりを求めていた。
彼らは優しくて都合のいい言葉を並べてくれて、ひとりじゃないと感じさせてくれる。
スマホの中のちいさくて広い世界の友人は、手軽で簡単な私のセラピストだ。
部屋でひとり寝転がりながらスマホをみる。
SNSを開くと遠くにいる友人や好きなアーティストが、ひとつのプラットフォームにいる。
私はそれを画面越しにみていて、まるで雲の上から地上を眺めるかみさまのような目線だと思う。
スマホを持った無敵のかみさまたちは、思い思いに気持ちを電波に載せる。
この気持ちを共有したいという思いはどこからくるのだろう。
誰のために?目の前でにこにこ微笑んでいた人が、その夜の投稿で毒を吐いていた。
いったいどちらが本当のあなたなのだろう。
SNSはもうひとつの世界だとばかり思っていたけれど、既にこの世界の一部だ。
2000年後、アーカイブされたあなたの投稿はもう見られないかもしれないけれど、大丈夫だよ。
私が土に焼き付けておくから。
ー 福留 春菜
開催概要
福留春菜 個展 「コンビニエンス・セラピー」
会期
3月4日(水) - 4月14日(火) 10:00- 20:00
最終日は18:00閉場
会場
Spiral Art Gallery (松坂屋名古屋店 本館4F CENTRAL STAGE)
福留春菜
SICF25 EXHIBITION部門 デイリーアート賞
1995年 鹿児島県生まれ
2020年 鹿児島大学教育学研究科芸術・スポーツ学コース工芸領域修了
陶芸における「焼き付ける」という行為を表現の主軸にしており、現代の記録媒体とヒトの刹那的な感情の対比をテーマに制作している。主な受賞歴に、「different 京町堀アートフェア」佐藤由基孝賞(2024)、「鹿児島陶芸展」県知事賞(2018)など。
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