Index
奥田文子《Untitled》(2017)
国本泰英《すもう》(2017)
イザベル・ボワノ ドローイング(2017)
15世紀頃のヨーロッパで発展したとされるプライベートでの美術品コレクション。その中でもエキゾチックで見る者を魅了する日本の美術工芸品は、その佇まいから”Wonders”(好奇心をそそる不思議なもの)と呼ばれました。MINA-TO(スパイラル1F)では、現代”Wonders”というべき、驚きに満ちた世界観と日本らしさをあわせもつ作品を紹介する企画展の第3弾「WONDERS vol.3 In & Out」を 2017年9月4日-9月24日に開催いたします。
展覧会タイトルの「In & Out」は、日本に根づく本音と建前などの慣習や、社会集団の内側と外側、人の内面と外界の関係性などを意味します。本展では、日本社会が持つそれらの独特な感覚を掘り下げた作品を制作する3名の現代美術家に焦点を当てます。国本泰英は、「個」として存在している人間が、集団に帰属することにより固有の要素が削ぎ落とされ、フラットな「人」へと変移していく様子を、「個」と何物でもない「何か」との間を往還する人の在り方として描いています。奥田文子は、本人の目で捉えた実際の風景の中に、小さなスケールの人間を出現させることにより、自然と人間との営みや関係性を表現し、その情緒的な風景はまるで人の内面の静けさを示しているかのようです。フランス出身のイザベル・ボワノは、海外の視点から日本文化を客観的に捉え、印象に残ったユニークな側面をグロテスクかつ快活にドローイングや刺繍で浮かび上がらせます。
無意識のうちに帰属している集団への意識や消費社会がもたらす個人的嗜好の偏りなど、日本の社会に渦巻く「内と外」を気鋭の3作家が描き出します。
開催概要
WONDERS vol.3 In & Out
会期
2017年9月4日(月)- 9月24日(日)
11:00-20:00 会期中無休会場
Entrance(Spiral 1F)
東京都港区南青山 5-6-23
※現在、MINA-TOより名称変更しました。
奥田文子 Ayako OKUDA
1980年大阪生まれ。2005年大阪教育大学大学院を修了。同年「夢広場はるひ絵画ビエンナーレ」で奨励賞を受賞、2006年シェル美術賞展に入選、大阪での発表の他、グループ展、個展と精力的に活動している。
<作家コメント>
真っ暗な場所にいる時や大きなものの前にいる時、突然自分の輪郭がわからなくなる瞬間があります。自分の体と中身がわかれて、空気と一緒になったような感覚。絵の中に私が置いた人たちも、そんな感覚を感じてくれているといいなと思います。
国本泰英 Yasuhide KUNIMOTO
1984年大分県出身。2006年九州産業大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。大分県在住。
<作家コメント>
自身の生活を取り囲む情景や、インターネット、雑誌などで得た様々なイメージの中から人を捉え、描いています。連なる行列、行き交う交差点、広場。そこでの私たちはいつも群像の一員です。「個」としてここにいる私は、時に群れとなって声や癖、表情、そんな固有の要素を削ぎ落とされ、フラットな「人」へと変移していく。私たちはそんな「個」と何物でもない「何か」との間を往還する存在だと思う。そんな曖昧な存在としての「人」に関心があり、焦点を当てて制作しています。
イザベル・ボワノ Isabelle BOINOT
1976年フランス生まれ。アングレームの美術学校を卒業後、イラストレーションと出版の分野で活動を開始する。イラスト、コラージュ、写真、刺繍、映像など多くの表現方法で生み出される作品は、彼女独自の「キモかわいい」世界観を醸し出している。2010年からは日本でも個展やワークショップ、企業とのコラボレーションなど、さまざまなプロジェクトを通して活動の場を広げている。現在、雑誌「&Premium」(マガジンハウス)にて、パリについての記事を連載中。
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