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CREATOR’S INTERVIEW – YAGA –
作り手の想いを綴るCREATOR’S INTERVIEW。
現在ガラスアクセサリー作家として活動されているYAGAさん。
元々はガラス専門ではなく、グラフィックや映像制作など様々なクリエイティブを手掛けられてきたそうです。
現在のアクセサリー制作に至る背景や展開しているアイテムへの思いなどをうかがいました。
カルチャーに刺激を受けた10代
YAGA:10代の頃から、とにかく音楽やグラフィックなどに興味があって。当時は90年代の初頭ごろ。バブルの名残とかも続いていて、新しい文化が次々と生まれていた時期でした。私は大阪の都心で育って、すぐに刺激に触れられる環境だったので、おのずと影響を受けましたね。カルチャー本を読み漁り、音楽を深掘りしていくうちに、70-80年代の音楽にもたどり着きました。
高校生の頃、グラフィックに興味を持って、親にねだってMacintoshを買ってもらいました。当時のMacなんて、ドットの世界でしたが、それがまたかっこいい !独学でグラフィックソフトの勉強を初めて、「なんとかしてこれで私はグラフィックデザイナーになるぞ!」という野望を持っていました。
その後、映像をつくる仕事にも憧れるようになりました。当時のMVは本当に凝っていて面白かったんですよ。短大を出た後は、実際に映像の制作会社にも勤めていた時期もあります。
— どのような音楽を聴かれていたんですか?
YAGA:ジャンルとしてはニュー・ウェイヴ。アーティストとしては当時流行っていたMassive attack*が大好きでしたね。それに限らず、音楽は幅広く全体的に聴いていて。ジャンルを問わず、まずは触れてみることを大切にしていました。
*Massive attack・・・、イギリス・ブリストル出身の音楽ユニット。トリップホップの先駆者として知られる。
— 幅広くカルチャーに触れていたんですね。
YAGA:クラシックも聴いていましたよ、坂本龍一さんやサティが大好きで!実はその頃ピアノもほぼ独学で練習して、楽譜を10冊ぐらい持っているんです。すごく上手というわけではないですが、そこそこ弾けるようにはなりました。
その頃から、何事もまず自分で調べて行動するようになりました。「学校へ行く」という概念が希薄で、基礎をすっ飛ばして実践から始めてしまうタイプだったんです。でもその経験の積み重ねが、今につながっているのだと思います。そこから海外旅行にもハマって、若い頃は旅からも多くの刺激をもらいました。
ガラスとの出会い
— ご自身がガラスアクセサリーをつくるきっかけになったのは何だったんでしょうか。
YAGA:10年間ほど様々な素材を扱ってきましたが、最終的に行き着いたのがガラスでした。きっかけは、「水が入ったアクセサリーをどうしてもつくりたい!」と思ったことですね。
自分自身でガラスを扱うようになるとは思ってもみなかったんですけど。当初は外注する予定だったところ、依頼していた作家さんがご自身の作家活動に集中されることになり、継続が難しくなってしまって。その方に少し習っていたので、不安ながらも自分で始めることにしたんです。
でも振り返れば、コロナ禍の3年間があったから良かったんですよ。街も止まり、仕事も少なくなった時期を絶好のタイミングだと捉えて、3年間毎日練習を重ねました。その結果、職人さんに依頼していたことが自分でもできるようになりましたね!
「古き良きもの」を現代の空気感で表現する
— 「OLD&NEW」というテーマで制作テーマに関しても教えてください。
YAGA:70 – 80年代の要素を現代的なアレンジで表現したいと思ったのがきっかけですね。イメージは「映画に出てくるような主人公」。
当時の女の子たちが着けていた、大きなゆれるイヤリングのような「景気の良さ」やバブリーで夢のある要素が大好きなので、それを落とし込みたくて。私のベースにある精神は、ニューウェーブ、パンクなんだと思います。
単にデザインが好きというだけでなく、あの時代のポジティブな空気感を落とし込みたい。着けるだけでその頃の気分に浸れるような。
— 気分が上がりますよね!
YAGA:そうなんです。きっとポジティブなエッセンスが詰まっているからこそ、惹かれているんだと思います。このうねうねとしたフォルムのピアスも当時のものですね。
— 現代にあっても古いと思わせないデザインですね。
身につける人を引き立たせるようなデザインを
— 制作されている中で、変化はありますか?
YAGA:以前はアクセサリーが主役で、「ピアスからコーディネートを決める」ような強いアイテムをつくっていました。でも最近は、主張するよりなじむイメージを大切にしています。
— アクセサリーが主役ではなく、その人を引き立たせるような?
YAGA:はい。私のアクセサリーが目立つのではなく、その人が美しく見えるようなアクセサリーをつくりたいと思っています。まだまだ模索中ではありますが、最近はそんな変化がありますね。
— YAGAさんが、日々の生活の中でインスピレーションを得ているものがあれば教えてください。
YAGA:育てている植物の手入れをしている時間や、リスペクトしているアーティストの展示やライブなどからヒントをもらうことが多いです。昔は尖っていたんですよ(笑)最近はだいぶ丸く、自然体になってきました。今は、次のフェーズにうつるときなのかなとも感じています。
その空気感も作品に取り入れられたらなぁって思っています。
YAGA:今、15周年でノベルティとして、植物モチーフのトートバッグをデザインしていまして。
普段から自分に言い聞かせている、「CONSISTENCY IS KEY」(継続は力なり)というメッセージを添えました。また、見たもの、経験したものすべてが必ず自分をつくっていく。だからこそ見るものってすごく大事だなって。生活の中のちょっとしたことでも、エッセンスになっていると思いますね。
— 今回の展示の見どころを教えてください。
YAGA:まだ制作段階ですが、この「ツイストシリーズ」です。ストーリー性よりも、ただただ美しいものを追求したかたち。ガラスの存在感、ガラスの可能性をより引き出すことに焦点を当てています。
これまで好奇心のままに触れてきたあらゆるものがすべて凝縮されて、今のガラスに落とし込まれているのかなと思いますね。
今は、そんな素材の追求をたのしんでいます。
ツイストシリーズイメージ
PRIZM
YAGA / AOKI YURI Pop-Up Shop
3/25(水)から3/31(火)までショウケースではYAGA、AOKI YURI による二人展、「PRISM」を開催いたします。
春の訪れ、やわらかな光の中で煌めく季節。
昨年に引き続き、2度目の開催となる本イベント。
この特別な一週間で、新しい季節のための装いをご提案いたします。
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