SPIRAL

Where Creativity Comes to Life

Akiko Mori solo exhibition

Entrance

青山

2025.06.26(Thu)-2025.07.02(Wed)

#Exhibition#Art

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日々の暮らしにアートがもたらす、こころが沸き立つような体験。
生活に取り入れやすい「デイリーアート」を提案しているスパイラルは、フィンランドを拠点に活動する作家 モリ アキコの個展を開催いたします。

本展では、陶を用いて素材と構造、光と影の関係性に注目した作品、グリッドシリーズを展示いたします。
幾何学的なグリッドの形状を用いながらも、その素材や手作業ならではの質感から有機的なフォルムが生み出され、揺らぎや柔らかさを感じられます。
建築への関心から着想を得たというこの作品は、空間を取り込み、空気を彫刻するようです。
スパイラルの空間に広がるモリ アキコの作品たちを、是非ご覧ください。

*初日6/26は作家の在廊を予定しています。

 


本作は、陶を素材にしたグリッド状の構造体を通して、「内部空間」と「光と影の関係性」を主題に制作した彫刻作品です。
繰り返されるユニットによって形成された格子は、建築的でありながらも素材特有の揺らぎを内包し、時間や光の移ろいとともに静かにその表情を変えていきます。
一貫して、構造の中に潜む空間の在り方、そしてそこに落ちる光と陰影がもたらす視覚的・感覚的な体験に関心を持って制作しています。
このシリーズでは、空間そのものを主役とするために、陶という素材の硬質さと繊細さを対比させながら、空間を“編む”ように構築しています。
可視化されにくい内部の空間や、構造と素材が生み出す陰影の美しさを静かに提示する作品となればと考えています。

開催概要

Akiko Mori solo exhibition

会期

2025.06.26(thu) – 07.02(wed) 11:00 – 19:00

会場

Entrance(Spiral 1F)

モリ アキコ Akiko Mori

1976年神奈川県生まれ。
多摩美術大学卒業後、シンガポール、スイスを経て、2015年よりフィンランド・ヘルシンキを拠点に活動。
陶土を素材とし、空間や構造への探究を軸とした彫刻作品を自身のヘルシンキスタジオにて一点ずつ手作業で成形・焼成を行う。
素材と構造、光と影の関係性に注目したグリッドシリーズをフィンランド国内外で発表している。