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Spiral Garden 新丸ビルでは、6月8日(月) – 8月2日(日)まで「 MATSURI INORU 」を開催します。
古来より、人々は平穏を願い、あるいは災厄を遠ざけるために、“まつり”や“いのり”という行為を通じて、目に見えない存在と向き合ってきました。それらは単なる儀式ではなく、人と自然、人と他者、人と見えない境界を結び直す営みでもあります。
本展では、現代を生きる3名の作家による作品を通して、祈りや祭祀の根底にある感覚を再考します。
河﨑海斗は、動植物や鉱物など自然界に宿る美しさに着目し、その繊細な魅力を鋳金の技術や現代の素材を通して表現しています。自然への畏敬と探究心から生まれる作品は、人々が古くから自然に神性を見出してきた感覚を、現代的に映し出します。
huumuuによる《縁起物》は、モチーフを鉛筆で描き、その理解をもとに布で立体にした作品です。平面と立体、現実とイメージのあいだを行き来する制作を通して、「見ること」や「意味を与えること」そのものを問いかけます。縁起物は本作の中で、祈りの対象であると同時に、私たちの認識の揺らぎを映し出す存在として立ち上がります。
円山栞多による《関守犬》は、日本庭園の「関守石」の考え方をもとに、「犬」と「結ぶ」という行為を通して、境界という概念を視覚的に表現した作品です。日本文化に根ざした象徴性を受け継ぎながら、新たな造形として再構築された「結界の彫刻」となっています。
祭りや祈りが形を変えながら現代に息づくように、目に見えない感覚や関係性を静かに呼び起こす作品の数々を、この夏の“まつり”のようなひとときとして、ぜひお楽しみください。
開催概要
MATSURI INORU
会期
2026.6.8(Mon) – 2026.8.2(Sun)
*11:00 – 21:00(平日・土曜)
*11:00 – 20:00(日曜・祝日)
*最終日19:00まで入場料
無料
会場
Spiral Garden 新丸ビル
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル 4F
河﨑海斗
2000年 広島県呉市に生まれ
2018年 原爆の絵「爆風で亡くなった女性」制作
2019年 広島市立基町高校 普通科創造表現コース 卒業
2020年4月 東京藝術大学 美術学部 工芸科 入学
2021年4月 東京藝術大学 美術学部 工芸科 鋳金専攻進学
2021年11月 大和ミュージアム クラウドファンディング返礼品デザインコンペ 最優秀賞
2022年 東京藝術大学 奨学金制度 安宅賞
2023年1月 藝大アートプラザ大賞展 入選
2024年1月 藝大アートプラザ・アートアワード 審査員特別賞
2024年1月 平成芸術賞
2025年 藝大アートプラザ・アートアワード 小学館賞
2026年 サロン・ド・プランタン賞
2026年4月 東京藝術大学 美術学部 工芸科 鋳金専攻 修了
huumuu | フームー
SICF27 EXHIBITON部門 出展
三重県出身。
2006年よりイラスト・デザイン制作を開始し、アパレルブランドを中心に活動。
2025年からは、布を使ったプロダクトやソフトスカルプチャー作品の制作を行う。
ドローイングによる観察を起点に、モチーフを布へと置き換えながら、平面と立体を往復し、かたちや存在感を探る制作を行っている。
円山栞多
SICF27 EXHIBITON部門 出展
彫刻家。
日本の伝統文化や庭園思想に流れる「見えざる境界」や「結界」の概念をベースに、立体作品を制作しています。
私たちが普段見過ごしている空間の境界や、人と場の間に立ち上がる「空気感」を、現代の造形としていかに再構築できるかを探求しています。
代表作である《関守犬》は、関守石の持つ「立ち入り禁止の象徴」と、古来より神聖視されてきた「犬」のモチーフを、縄で「結ぶ」ことで誕生した彫刻です。単なるサインとしての造形ではなく、狛犬のように人と空間を媒介し、現代に新たな意味を問いかける作品を目指しています。
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