SPIRAL

Where Creativity Comes to Life

山崎美弥子 with Littele Eagle & maturica「Northern Lights」

Spiral Garden

青山

2026.09.18(Fri)-2026.09.30(Wed)

#Exhibition#Art#Event

Art & Exhibition

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毎年ご好評をいただいている山崎美弥子の展覧会「NORTHERN LIGHTS」を9月18日(金) – 9月30日(水)までスパイラルガーデン(スパイラル 1F)にて開催します。

ハワイの高純度な自然の中で紡がれた200点を超える絵画作品の展示・販売に加え、本展では複数のアーティストとの協働によるインディペンデントなインスタレーションを構築。五感を呼び覚ます有機的なアプローチで、スパイラルの空間を包み込みます。

本展の見どころとなるのは、祈りが込められたふたつのブランド「Little Eagle」「maturica」とのコラボレーション。空間に浮遊する50着のドレスが、まるでオーロラのように光のグラデーションを描きます。幕開けを祝うファッションショーや、心通わせる、様々な体験型ワークショップも必見です。

アートとファッションがクロスオーバーする、美しく鮮烈な世界観をぜひご体感ください。

参加クリエーター/アーティスト
春山福太郎、コセキイサオ (maturica)、solosolo natural dyeing、斎木光彦、Haruka Bird (Sakuya)、∞ -Halca- (Sakuya)、Kaoriko Ago Wada (Little Eagle)、浦野孝裕

開催概要

山崎美弥子 with Littele Eagle & maturica「Northern Lights」

会期

2026年9月18日(金) – 9月30日(水) 11:00 – 19:00

会場

スパイラルガーデン(スパイラル 1F)

入場料

無料

主催

山崎美弥子展実行委員会2026

企画協⼒

スパイラル、KKAO株式会社

衣装特別協力

Little Eagle、maturica

特別協賛

AFRICA ROSE、SINCERE GARDEN、日本シーム株式会社

お問合せ先

03-3498-1171(スパイラル代表)

作家・山崎美弥子からのメッセージ

満月が、数千回も海を照らし出せるほど、遥かな時を遡ったころだった。この南の島で、光のドレスたちが、その夜空に舞ったという。地平線と水平線とが、ゆらめく色で繋がった、超然とした光景は、南の島で、飽きることなく語られた。
一方、かの北の地には、海や陸で生きる獣の、骨や、皮や、その毛を巧みに用い、美しき品々を創りだす叡智の民が住んでいた。夜空にしばしば現れるのは、しなやかな、光のドレスの舞だった。北の地の民は、それを、この惑星での日々を終えた、時空の旅人の、至福に満ちた戯れと呼んだ。
とある聖者が、太陽の沈まぬ、かの北の地に住んでいた。その地から湧き出す水は、鉄色に染まり、それ故か、彼の信念は鉄のように固かった。彼はまぶたを閉じたまま、「非二元」という、楽園への扉を、それは長いこと…閉じたままの目を皿のようにし、探していた。彼は、扉を見つけ出すため、どんな試練も厭わない覚悟があった。彼は偉大なる孤独を友に選んだ。彼は思考した。二元と非二元とを隔てる扉を、見つけてこじ開け、憧れの楽園へと潜りぬければ、そこですべての、終わらなかった悲しみが消滅すると。
そんな時、同じ惑星で歌が生まれた。

ぼくらは、ただの人間さ。
幾つサンセットが残されているかなんてわからない。
だから、たったひとつのサンセットだって無駄にしない。
明日を心配するより、抱きしめたい。
まるで、そのためだけに生まれて来たかのように、しっかりと。

歌声は、島から島へ、すべての沈んでいた色たちを蘇らせた。波から波へ、すべての魚(うお)たちの感情を呼び覚ました。サンセットからサンライズへ、そして、沈まない太陽の地へ、すべての目という目を開かせた。
時を同じく、かの北の地の聖者は、探し続けたあの扉を、見つけ出すことをやめにした。何故って、扉なんてほんとうは、存在さえしないのだから。その瞬間、憧れ続けた楽園に彼はいた。
弾けるようなシャンパン色で、視界全域を、うすうく塗りつぶされた聖なる白夜に、すべてというすべての旅人は、その心をときめかせることだろう。昼と夜とが存在する世界と、それらがひとつになった世界とを、隔てる扉はどこにも無かった。
わたしたちはもうここにいる。生まれ来る者も、今、生きる者も、そして、数え切れない潮の満ち引きのもと、かりそめの夢から目覚め、歌になり、時空の旅路へと還って逝った者たちも。
真夜中の、沈まない太陽に隠されて舞う、目には映らない光のドレス。摩訶不思議に夜を彩る、そんなドレスの正体は、誰もが、無条件に受容される、あたたかい場所(ところ)からこぼれた「かけら」。無き色ゆたかに満ち満ちる。それは、1000年後の未来の風景と名づけられた、懐かしい待ち合わせ場所だった。
永遠を区切られ、ちぎれたの時の中で、抱きしめられた記憶を持つ子どもたち。見つめられた記憶を持つ、かつての子どもたち。彼らが、たとえ、そのあたたかいぬくもりと眼差しを、見失ってしまったとて、なだれのような涙の波に、溺れそうになったとて、…愛は死なない。
舞っている。ゆっくりと、不可視のクリムゾンが、海と空のあいだで輝き始める。わたしたちはもうここにいる。鎧を溶かす楽園にいる。

山崎美弥子 / YAMAZAKI MIYAKO

アーティスト。1969年東京生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。東京を拠点として国内外で作品を発表する。一転し、2004年から太平洋で船上生活を始め、現在は人口わずか7000人のハワイの離島で1000年後の未来の風景をカンバスに描き続けている。

出版物
「モロカイ島の贈り物」(産業編集センター)、「Heavenly Brights」(ニュースベース)、「LoveSpeaks」(光琳社)、最新刊に「モロカイ島の日々」(リトルモア)、「ゴールドはパープルを愛してる」(赤々舎)他、ドミニク・パルメ仏訳によるフランス語版「モロカイ島の日々」フランス国内にて出版予定。
「Numéro Closet 」にてフォトエッセイを連載中。

主な個展・グループ展・活動
1999年 「Love Speaks」P-HOUSE(恵比寿)、「Love’n pieces」ワタリウム美術館 / オンサンデーズ(青山)
2001年 「海と空の結婚パーティー」HIROMI YOSHII(横浜)
2002年 「LAND」ゼロ・ワン・プロジェクツ(ロサンゼルス)、「Beautiful Artist」曽根裕キュレーション / 菜香亭(山口)
2003年 「GIRL! GIRL! GIRL!」東京オペラシティアートギャラリー(初台)
2004年 「Café In Mito 2004」水戸芸術館(水戸)
2013年 「RETROSPECTIVE」モロカイアートセンター(ハワイ)
2017年 「山崎美弥子展」 SISON GALLERY(代官山)
2019年 「Special Days」丸山邸 / KEITA MARUYAMA(青山)
2020年 「ゴールドはパープルを愛してる – 千年後の未来の風景 – 」伊勢丹メンズ館(新宿)
2021年 「山崎美弥子展 “Night Rainbow”」スパイラルガーデン(青山)
2022年 「山崎美弥子展 ”HIGHTIDE IN SHELL”」スパイラルガーデン(青山)、「山崎美弥子展 “KOKI’O KEA”」ワコールスタディホール京都(京都)
2023年 「山崎美弥子展 “DAWN -kind of blue YAMAZAKI MIYAKO with / 360° 2023”」 スパイラルガーデン(青山)、「Ocean and Sky」 Ailleurs(パリ)
2024年 「山崎美弥子展 “Planet Journal  惑星日記”」 スパイラルガーデン(青山)、「国際的非暴力展#W_INITER」曽根裕&西原珉キュレーション / 京都市立芸術大学(京都)
2025年 「山崎美弥子展 “Love Supreme”」 スパイラルガーデン(青山)、「国際的非暴力展#SUM_MER2025」曽根裕&西原珉キュレーション/京都市立芸術大学(京都)

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