spiral art gallery オープニング展:「私たちと生きる」
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この度、スパイラルは松坂屋名古屋店 本館4Fに「spiral art gallery」をオープンいたします。
アートに特化したスペースとして、初の外部出店になります。
オープニング展では、「私たちと生きる」と題して、
山本優美・芳木麻里絵・大久保如彌の3人のアーティストをご紹介いたします。
1人目は、まるで本物かと見紛うような布の質感や皺までをやきもので表現する美術作家・山本優美。
身近な人々が着用した衣服などをモチーフに、その人との思い出や感情を粘土に刻み、焼成することで「記憶の痕跡」として永続的に留めようとしています。
2人目は、シルクスクリーンの技法を用い、インクを数百回も重ねて刷ることで立体的な表情や陰影を持つ版画を生み出す芳木麻里絵。レースなどを表現した作品を展開。美しさだけでなく、下着やカーテンなど私たちの生活に染み込んだレースの社会的文脈についても思いを巡らせます。
そして、顔を隠した作家自身が登場する大久保如彌の絵画は、裁縫という行為に染みついた「家」や「女性性」という固定観念と向き合いつつも、自己表現としての可能性について思考しています。
見て、買って、使って、暮らす。
私たちと共に生きる、衣類や服飾に対する価値観を揺さぶる作品を是非ご覧ください。
開催概要
spiral art gallery オープニング展:「私たちと生きる」
会期
2024.11.20 (wed) - 12.17 (tue) 10:00 - 20:00
*最終日は展示入れ替えのため18:00まで定休日
会期中無休
会場
Spiral Art Gallery (松坂屋名古屋店 本館4F CENTRAL STAGE)


山本優美 / Masami Yamamoto
1983年 大阪府生まれ
2007年 金沢美術工芸大学美術学部工芸科陶磁専攻卒業
2009年 ベルギー国立ラ・カンブル美術大学セラミックコース 修士課程修了
主な個展
2024年 名前のない庭 / 新宿高島屋美術画廊、東京
2023年 往還する花花 / 彗星倶楽部(会場:hisoca)、金沢
2022年 日常は薄光りする / Gallery HAYASHI+Art Bridge、東京
2021年 記憶の手ざわり / hiinaaction Gallery、金沢
2018年 コロモガエ out grow / Gallery OUT of PLACE、東京
間(あわい)を読む / Gallery 無量、富山・砺波
2014年 存在の感触 / 株式会社ワコール本社1F エントランス(京都)
SICF グランプリアーティスト展「うつしみ」/ SPIRAL(東京)
2009年 Masami YAMAMOTO / Galerie de L‘O (Brussel)
主なグループ展・フェア
2023年 令和6年能登半島地震復興支援チャリティーco-能登と共に / Egen Gallery、東京




大久保 如彌 / Naomi Okubo
主な個展
2024年 FOU GALLERY(ニューヨーク)
2023年 GALLERY MoMo(東京)[ 21’, 16’, 13’, 11’, 10’, 08’]
2022年 ELSA ART GALLERY(台北)[18’]
2016年 A.style gallery(香港)[14’]
2014年 Hamnmagasinet(ヴァールベリ、スウェーデン)
主なグループ展
2024年 「ECHOES : A Future Memory」Gallery 1888(トロント)
2022年 「吉野石膏美術振興財団在外研修助成採択者成果発表展 YOSHINO ART CONNECT」スパイラルガーデン(東京)
2017年 「INAUGURAL GROUP SHOW」NEUMANN WOLFSON ART(ニューヨーク)
2011年 「ART AWARD TOKYO 丸の内 2011」 行幸地下ギャラリー(東京)他多数