スパイラルが主催する公募型アートフェスティバル「SICF*」の出展作家を中心に、ご紹介するシリーズ「SPIRAL Creators File」。今回は、SICF22でワコールスタディホール京都奨励賞を受賞した、門田千明の作品をご紹介いたします。

門田は、「日常に漂う印象の存在」を主題に、日常でみたもの、感じたことを絵画で表現します。
「年を重ねるごとに、何気ない普段の日常が実はとても稀有なバランスで成立している脆い事であると感じる様になり、日々に一層の愛おしさを感じるようになりました。」

本展示では、そんな日常で捉えている歓びを納めた新作を含む22点の作品を展示いたします。
植物、果物、海など、様々なシーンで描かれた作品を、是非ご覧ください。
SICF web
SICF22受賞者紹介ページ

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雲越しのやさしいひかり

花や果実の香り立ついろ

乱反射するみなものリズム

ただただ巡る季節のなかで

「今」という愛おしい時の断片を

捉えてしまった瞬間を

永遠に留め続けたい一心です

その情動に由り描かされ続けている状態が

まるごと私の生きる歓びです

門田千明

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