日本古来の製鉄法「たたら」でのみ得ることができる、至極の鋼「玉鋼（たまはがね）」。

日本の美と精神の象徴である「日本刀」は、この玉鋼でしか作り出すことができません。

島根県奥出雲町では、世界で唯一、古来の技法でたたら製 鉄が続けられています。

本展では、この貴重な玉鋼を用い、日本を代表する刀匠（とうしょう）の技と、SICF出展者を中心とした10名のアーティストの感性により、日本刀の美と精神を未来に伝える、5つの刃物と5つの鍔（ つば）を制作、展示しました。

刀匠の技術とアーティストの感性により、「玉鋼」の可能性世界 に向け発信するとともに、たたら製鉄の中に見出すことのできる “ 文化と伝統” 、そして“ 技と美” に裏打ちされた“ものづくり” を伝える機会となりました。